学校生活

自ら 気づき 考え 行動する

 運動会の全体練習を終え、職員室に戻ろうと児童玄関前を通りかかった時のことです。何気なく目をやると、数人の子どもたちが、誰に言われるでもなく、黙々と児童玄関の掃除に取り組んでいました。

 昨日の雨でグラウンドが少し湿っていたため、子どもたちの靴裏には砂がたくさん付いていたようです。それに気づいた子どもたちが、自分たちでほうきやちり取りを持ち出し、玄関の砂や泥を掃き集めてくれていました。自分たちが使う場所を、自分たちできれいにしようという気持ち、そして、それに気づき、率先して行動に移せる力。これこそ、本校が目指す「自ら気づき、考え、行動する」子どもたちの姿そのものです。日々の教育活動を通して、子どもたちの心の中に、このような素晴らしい心が育まれていることを実感し、大変嬉しく思います。「さすが栖本っ子!」と、心の中で誇らしくつぶやきました。小さな行動かもしれませんが、この自主的な清掃活動は、子どもたちの豊かな心の表れであり、未来を切り拓く大切な力となるでしょう。これからも、子どもたちの自主性を育む教育を大切にしていきたいと思います。