~ふるさとを愛し、自ら 気づき 考え 行動する栖本っ子の育成~
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今日の栖本っ子~新聞記事から考える~
昨日、今日と4年生から6年生の子どもたちに今年の夏の気候に関する新聞記事を読み、それぞれの感じたことや考えたことをタブレットで入力してもらいましたので、紹介します。
「異常な暑さ」に子どもたちも驚き!
新聞記事を読んだ多くの子どもたちが、今年の夏が「6月気温過去最高に」という見出しに強い関心を示していました。記事には、今年の6月の日本の平均気温が観測史上最も高くなったという記述で、平年よりも気温が2.34度も高くなるという事実に驚きの声を上げている子どももいました。
感想を読んで感心したのは、この暑さが地球温暖化の影響であると的確に捉え、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすために自分たちに何ができるかを考え始めている子がいたことです。未来を担う子どもたちが、このように具体的な行動にまで思いを馳せていることに、感心しました。
夏を元気に乗り切るための秘訣は?
「暑い夏を健康に過ごすために最も大切なことな何だと思いますか。」との問いには、多くの子どもたちが「水分補給」と答えていました。こまめに水を飲むだけでなく、熱中症対策として、ふだん学校以外では「塩入の水」を持参するなど、すでにしっかりとした意識を持って対策を講じていることに感心しました。
その他にも、以下のような工夫や心がけが挙げられました。
・屋外での活動を控えめにする
・こまめに汗を拭き、清潔を保つ
・日差しを避けて日陰を選んで歩く
・手洗いやうがいを徹底する
・バランスの取れた食事と十分な睡眠
・日頃からの体調管理と体力づくり
そして、「気合い!」という力強い言葉も飛び出し、子どもたちらしい発想に思わず笑顔になりました。
家庭で実践できる暑さ対策の工夫
また、「家でできる暑さ対策で、何か工夫していることはありますか。」とたずねてみました。
最も多かったのは、エアコンや扇風機を上手に活用するという意見でした。「電気代を気にせずにつけるのが大切」という、保護者の皆様にとっては耳の痛い(?)意見もありましたが、命を守るための大切な心がけとして、子どもたちも理解していることがうかがえました。
その他にも、涼しく過ごすための具体的なアイデアが豊富にありました。
・冷たい飲み物やアイスで体を内側から冷やす
・寝具を夏用に替えたり、接触冷感素材の敷物を使ったりする
・打ち水やすだれ、グリーンカーテンで涼を呼び込む
・窓を開けて風通しをよくする
・半袖など涼しい服装を心がける
また、「暑い食べ物や飲み物を控える」「厚着をしない」といった、体感的な工夫も挙げられました。
新聞記事から広がる学びと疑問
新聞記事を読むことで、子どもたちの中には新しい発見や、さらなる疑問が生まれたようです。
「太平洋高気圧」という言葉を初めて知ったという声や、「偏西風が北寄りに流れると日本の広い範囲が暖かい空気に覆われやすくなる」という記述に興味を持ち、「なんでだろう?」と純粋な疑問を抱いた子もいました。
このような「なぜ?」という探究心こそが、学びの原点であり、知的好奇心の芽生えだと思います。これからも、様々な事柄に目を向け、疑問を持ち、自ら調べ考える力を育んでいってほしいと願っています。
学校では、子どもたちが健康で充実した夏を過ごせるよう、引き続き細心の注意を払い、様々な対策を講じていきたいと思います。
最後に、明日は授業参観・学級懇談会です。保護者の皆様のご来校をお待ちしております。暑い中ですが、参観、よろしくお願いします。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 福山哲也
運用担当者 教頭 山下宙征
天草市立栖本小学校
sumoto elementary school
天草市栖本町馬場25番地
℡0969-66-2011
E-mail sumoto@city-amakusa.ed.jp