学校生活

今日の栖本っ子#整う

 早いもので、カレンダーも残り少なくなってまいりました。12月19日(金)。校内を歩いていると、掲示板に書かれた力強い「師走」の二文字が目に飛び込んできます。

 年の瀬の慌ただしさを感じる言葉ですが、ふと足元に目を向けると、うれしいと思うことがありました。

 毎朝、子供たちが登校して一番に立ち寄る靴箱。そこには、かかとがピシッと一直線に揃えられた靴が並んでいました。誰に言われるでもなく、一人ひとりが意識して揃えている様子が目に浮かびます。「履物を揃える」ということは、自分の心を整えることそのものです。さらに、トイレを覗いてみても同様です。次に使う友達のことを想い、スリッパがきれいに整頓されていました。「忙しい時こそ、足元を見る」と言いますが、子どもたちはしっかりと日々の習慣を身に付けてくれています。先生が見ていないところでも、こうした行動が自然とできること。それは、子どもたちの心が落ち着き、周囲への思いやりの気持ちが育っている何よりの証拠です。整然と並んだ靴やスリッパを見ていると、とてもうれしい気持ちになりました。

 2学期も残りわずかですが、こうした子どもたちの「当たり前の素晴らしさ」を大切に見守りながら、締めくくりをしていきたいと思います。