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つつじヶ丘学園交流会

 11月12日(金)に、みんなが楽しみにしていた交流をしました。1学期も予定されていたのですが、感染症予防のため中止しました。学校の近くにあり、和綿栽培などでご一緒する機会も多いつつじヶ丘学園ですが、4年生は、利用者の方がどのようなことをされているのか、具体的には知らないようでした。  

 進行役やレクリエーションの係を子どもたちが担い、「だるまさんがころんだ」「〇×クイズ」などをしました。始めは活発ではなかったものの、少しずつ話しかけたり鬼の役を交代したりして、関わる姿が見られました。

 特に印象的だったのは、「綿繰り体験」です。収穫した和綿の加工について聞き、つつじヶ丘学園の方々のお仕事や生活について知る機会となりました。交流会のお礼にと、図工の時間に作ったメッセージカードを渡すと、とても喜んでくださいました。カードの数が足らず、残念そうにしていらっしゃる人を見て、子どもたちが「また作って届けたい。」と提案してくれました。

 「話が苦手そうな人もいたけど、すごくおしゃべりな人もいた。車いすの人もいた。いろいろな人がいるから、困っているようだったら話しかけたい。」「綿繰りは難しかったけれど、学園の人はスムーズにやっていて、すごい!」などの感想がありました。今後も、共生社会について学びを深めていき、交流を続けていきたいと思います。

 4年生の総合的な学習の時間では、障がいとは?障がいがあるとは?ということについて学び、考えてきました。知識として理解することと、実際に関わり合いながら理解していくことは違います。関わり合う中で、とまどったり迷ったりすることもあると思います。それは、誰にでもあることですし、相手もまた、自分に感じているかもしれません。分からないから、たぶんこうだろうから、と決めつけず、相手を知ろうという気持ちをもって接してほしいと思います。