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熊本豪雨災害からの復興の軌跡

7月12日 九日目

早朝から車の列ができ、本校の駐車場がいっぱいになりました。

葦北郡PTA連合会の呼びかけで、水俣市、津奈木町、芦北町内の各PTAをはじめ諸団体のみなさんが集結されました。その数200人余り・・・。

 機械ではできない花壇やその周辺の泥土の撤去作業にあたっていただきました。

  

マットや跳び箱等の体育備品も撤去していただきました。

作業開始から3時間後の様子です。

 「できること、やれることは自分たちで・・・」という『自助』の姿勢で、被災後、早期再開を合言葉に職員一同取り組んできました。日を追うごとに、ボランティアの皆様の顔の見える協力があり、人の力の素晴らしさとありがたさをつくづく感じました。たくさんの人が泥まみれになりながら汗を流してくださったおかげで、短期間でほぼ原状復帰できました。『共助』の姿が心にしみました。

 この日の午後、芦北町教育委員会より校舎の安全面・衛生面から大規模改修が必要との連絡があり、田浦小学校・田浦中学校の皆様のご厚意により、空き教室を利用して授業再開を目指すことになりました。これからは、『公助』の部分に頼りつつ、自分たちでやれることはきちんとやりながら、子どもたちを迎える準備を進めていきます。

 物心両面に渡り、手厚くご支援ご協力いただきましたたくさんの皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。「三岳の像」近くに凜と咲くひまわりの花に負けないよう、私たちも大きく伸びていきたいと思います。

 

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7月11日 八日目

 前日から大雨洪水警報が発令されていたため、校舎周辺の撤去作業は中止しました。

今日は、清掃業者の方に校舎床面の洗浄、消毒をしていただきました。

 保健室や職員室、事務室、校長室等の主に職員が使用する部屋を最後に消毒していただきました。

 ふと外に目を向けると、校門付近の通学路沿いの泥土のかき出しをしてくださっているボランティアのみなさんの姿がありました。熊本市や八代市、津奈木町、水俣市在住の方々でした。

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