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2020年8月の記事一覧

7月12日 九日目

早朝から車の列ができ、本校の駐車場がいっぱいになりました。

葦北郡PTA連合会の呼びかけで、水俣市、津奈木町、芦北町内の各PTAをはじめ諸団体のみなさんが集結されました。その数200人余り・・・。

 機械ではできない花壇やその周辺の泥土の撤去作業にあたっていただきました。

  

マットや跳び箱等の体育備品も撤去していただきました。

作業開始から3時間後の様子です。

 「できること、やれることは自分たちで・・・」という『自助』の姿勢で、被災後、早期再開を合言葉に職員一同取り組んできました。日を追うごとに、ボランティアの皆様の顔の見える協力があり、人の力の素晴らしさとありがたさをつくづく感じました。たくさんの人が泥まみれになりながら汗を流してくださったおかげで、短期間でほぼ原状復帰できました。『共助』の姿が心にしみました。

 この日の午後、芦北町教育委員会より校舎の安全面・衛生面から大規模改修が必要との連絡があり、田浦小学校・田浦中学校の皆様のご厚意により、空き教室を利用して授業再開を目指すことになりました。これからは、『公助』の部分に頼りつつ、自分たちでやれることはきちんとやりながら、子どもたちを迎える準備を進めていきます。

 物心両面に渡り、手厚くご支援ご協力いただきましたたくさんの皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。「三岳の像」近くに凜と咲くひまわりの花に負けないよう、私たちも大きく伸びていきたいと思います。

 

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7月11日 八日目

 前日から大雨洪水警報が発令されていたため、校舎周辺の撤去作業は中止しました。

今日は、清掃業者の方に校舎床面の洗浄、消毒をしていただきました。

 保健室や職員室、事務室、校長室等の主に職員が使用する部屋を最後に消毒していただきました。

 ふと外に目を向けると、校門付近の通学路沿いの泥土のかき出しをしてくださっているボランティアのみなさんの姿がありました。熊本市や八代市、津奈木町、水俣市在住の方々でした。

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7月10日 七日目

業者による清掃作業が始まり今日で3日目。特別教室棟の家庭科室や音楽室の床面もきれいになりました。

今日は、一時保管していた書類や物品等を消毒し、元の場所へ移動する作業を中心に行いました。 

停電に加え、雨も重なり暗い中での活動でした。消毒した机や椅子は2階の特活室に並べました。

雨が降り続く中、県P連のみなさんが重機を使って学校周辺の汚泥をかき出してくださいました。

地面の色がもとどおりになりつつあります。

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7月9日 六日目

 昨日とうってかわって、また雨模様の一日でした。この日も昨日に続き、体育館周辺の流木やゴミを集めて搬出する作業を雨に濡れながら行っていただきました。

フェンス越しの作業で時間を要しましたが、機材の提供とみなさんのご尽力により、こんなにきれいになりました。

 一カ所に集めたゴミ等の積み込み・搬出作業に町のトラックを利用していましたが、この日は阿蘇の商工会のみなさんのご協力により、大型トラックで一度にたくさん運んでくださいました。

 一日の作業を終えて、本校職員でミーティングを行い進捗状況を確認しました。

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7月8日 五日目

 被災後、はじめて青空が見えました。道路事情も徐々に把握できるようになったため、各担任は児童の安否確認と居住地確認のために家庭訪問を行いました。他の職員は、ボランティアのみなさんとともに復旧作業に当たりました。

体育館及びその周辺を町内の小学校の先生やあしきた青少年の家の職員のみなさんに清掃していただきました。

 機材の投入など県PTA連合会のみなさんの強力なサポートのおかげで駐車場の一部がきれいになりました。作業前後の様子です。

暑い中、廃棄物の積み込みも声を掛け合いながら流れ作業で行いました。

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7月7日 四日目

今日も雨。復旧作業が思うように進まない中、多くのボランティアのみなさんの力を借りて、普通教室棟と特別教室棟の1階部分の整理に当たりました。

1・2年教室の掲示物等も濡れてしまいました。上方に見える「にゅうがく おめでとう』の文字が心にしみます。

汚泥に足を取られるため、長靴に履き替えて廊下に置いていた机や収納台を一旦移動しました。

2階の中央ホールのようすです。1階に置いていた教材や机、椅子等の仮置き場にしました。

雨でびしょ濡れになりながら、撤去物をトラックに積み込んでいるところです。災害ごみ置き場まで往復2時間以上かかるときもありました。

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7月6日 三日目

 朝からの雨にもかかわらず、町内各学校の先生方や保護者の皆さんに協力していただきながら、室内を中心に作業を行いました。

職員室の机や椅子、棚等を多目的ホールに移動し、マットの下の部分(台座)をすべて撤去しました。

床底にたまっていた泥水をモップを使って押し流しました。

排水溝がなく、ちりとりなどでくみ上げて外に出すという地道な作業でした。

雨が上がった午後からは、浸水した低学年教室の机や椅子を水洗いして拭き取る作業を行いました。

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7月5日 二日目

 日曜日にもかかわらず、本校の職員に加え、管内の小学校の先生方や学校関係者の皆さんが復旧作業のためにかけつけてくださいました。

散乱した備品等の整理・撤去作業(職員室)

泥水を出した後の拭き取り作業(多目的ホール)

汚泥の掻き出し作業(正面玄関付近)

搬出した物品の洗浄と仕分け作業(玄関口)

この日から自衛隊車両の臨時駐車場になりました。

 

 断水し、停電している中に、自家発電の高圧洗浄機と200リットル入りのタンクを準備していただいたボランティアの方のおかげで作業が順調に進みました。

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7月4日 被災当日

前夜からの豪雨がようやくやみ、佐敷小学校にたどり着いたときの様子です。

玄関口から見た運動場(浸水し泥土で覆われ、歩くのもやっとの状態でした)

玄関ホール(舟型のベンチが玄関口まで流されていました)

1年1組教室(椅子が倒され、書籍類が散乱していました)

職員室(コンセントが水没し、ICT機器が使用できず機能停止の状態に・・・)

体育館入口(水位の高さを示すラインがドアに残っています)

正門付近の駐車場(運動場にあった指令台がここまで流されていました)

 

 道路が寸断されている箇所が多く、電話も不通状態だったため、緊急メールにて児童及びご家族の安否確認を行いました。

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