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正しい知識と理解のために

2月28日(金)5・6年生の体育(保健領域)において、講師をお招きし、学習を行いました。

学校における健康教育は、生涯を通じて自分の健康を適切に管理し改善していく力を育てることが目的です。その中で「がん」は日本人の死因で最も多いことから、がんそのものの理解や患者に対する正しい認識をもつことは、小学生にも欠かせないこととして、今回の実施につながりました。

講師の先生は、熊本県内外に止まらず、あらゆる受講者を対象に、「いのちの教育」として講演を多く行われている現役の学校の先生です。また、本校での勤務経験もあり、子供たちの保護者が教え子であるという関わりを持っておられます。

当日は、保護者にも参観の呼びかけをおこなったところ、15人ほどがお見えになりました。

さて、講師の先生は、他校の子供たちへの話は初めてとのことでした。ちょっと緊張もされていました。

 

 

 

 

 

 

「みなさんの心の中にすむ追い出したい鬼はなに?」の問いかけから授業はスタートしました。講師の先生の追い出したい鬼は、がんであることから話が始まりました。子供たちも参観の方々も講師の先生の話にぐっと入り込み、自分事として考えている様子が見られました。

 

 

 

 

 

 

講師の先生も「この子達の姿勢や目がすごい。気迫におされる感じがする。こんな子供たちは初めて」と言われる位でした。

学習の制限時間があったので、まだまだ話を聞きたいと思わせるひとときでした。

 

 

 

 

 

 

子供たちの感想です。

「私は今日習うまでは、がんのことについて全然知らなくて、初めて知ることが多く、驚くことばかりでした。早期発見と早期治療で治る病気ということも初めて知り、正しい知識を得ることはとても大切なことだと改めて思いました。先生がおっしゃった心の中の鬼も受け入れるという言葉が心に残り、私も自分の欠点を受け入れていきたいです。」

子供たちが自分事として受け入れ考える授業づくりは、大変難しいものです。私もこんな授業を子供たちにしてみたいと思いました。そして私も命を大切にすること、自分を信じて受け入れるということを心にもち、過ごしていきたいです。