きたっこの足あと

2024年8月の記事一覧

PTA親子ふれあい活動

7月21日(日)に,PTA親子ふれあい活動がありました。

親子のふれあいを促進するために熊本県PTA連合会の助成を受けて行われたもので,令和2年豪雨災害の被害が大きかった球磨地区の見学と,球泉洞の探検コースの体験を,子供たちと保護者,職員らで行ってきました。

たくさんの学びやふれあいをすることができ,とても充実した一日になりました!

朝は相良北小に集合。校長先生やPTA会長から今回の目的などについてお話がありました。

球磨村の渡駅に到着。奥に見える駅の建物近くの電信柱は今でも倒れたままで,水害の被害の大きさを物語っています。

この場所の反対側にある電柱には,「5.7m」の位置に水位の実績を示す印があり,そこまで水が上がって来たのだと子供たちはとても驚いていました。

次に来たのは以前はたくさんの民家があったという茶屋地区。

ここから肥薩線の橋梁が流されて途切れているのを見ることができました。

川の水が増えると,流れが一番速い中央部分が大きく膨らみ,鉄の橋でも押し流してしまうくらいの力を持つのだそうです。

球磨川沿いに下流へと移動してきました。

ここでは,肥薩線の線路が大きく変形しているのを間近で見ることができました。

すぐそばの電信柱も折れ曲がっており,改めて水の力の大きさが実感できました。

一勝地駅に到着。豪雨災害の記録がたくさん展示されていました。

子どもたちはさまざまな写真や映像を一つ一つ真剣に見ていました。

線路の敷地内に降りて,気分は「スタンドバイミー」…!?な子供たち。

元気よく走っていきました。列車が通っていない今だけの特別な体験です。

(※普通の線路に入るのは危険です!)

お家の方もわが子をパシャリ!

子どもたちの姿も今だけの特別なものですよね☆

お姉ちゃんと一緒にはいチーズ!!

家族のふれあいが深まっています。

最後は子供たちみんなでピース!

北小の子の兄弟だけでなく,職員の娘まで仲間入りさせてもらいました。

次の目的地への移動中にも体験がありました。

なんとこのトンネル,被災前までは列車が通っていた,歴史あるトンネルなんです。

一時的に線路を道路にしてあるため,列車のトンネルを自動車で通りながら,石造りの様子を間近で見ることができました。

午前中最後の目的地に到着。奥に見えるのは「槍倒しの瀬」と呼ばれる名所です。

船が主な交通手段だった時代,将軍の乗る船に立てていた槍を,岩がせり出しているここだけは倒したことからこの名前がついたとか。

ここの足元に見える貝の化石が,「メガロドン」という何億年も前に生存していた二枚貝の化石だそうです。

メガロドンは赤道よりもさらに南の海中に住む生物らしく,この土地と化石は,何億年もかけてそこから球磨村まで移動してきたのだとか。

とてもスケールの大きい,地学のロマンが詰まった話ですね!!

球泉洞に行く前に,大きなつり橋がありました。

急遽,みんなで渡ってみることに。ゆれるし高いしでスリル満点でした!!

球泉洞に到着!お昼は注文していたお弁当をみんなでおいしくいただきました。

午後の活動スタートです。

長靴とヘルメットを身につけて,ガイドの方の説明を聞いています。

一般コースを一通り見て,3億年の地底の旅へ行ってきます!!

頭を打ちそうなくらい天井の低いところや狭い通路が何ヵ所もありました。

少し広くなった空間で一休み。。。

大きな滝があったよ!すごい音です!!

急な斜面を階段で降りていきます。滑らないようにゆっくりとね!

なんと地下40mも降りていきました。

球泉洞は世界でも珍しい縦型の鍾乳洞だとのこと。

最奥地に到着!奥には神秘的な光景が広がっています!

実際はまだまだ奥に洞窟は続いています。自然の力はすごいですね!

探検コース攻略!やったね!!

親子のふれあい,PTA会員相互のふれあいが深まった,とても充実した一日になりました!

みなさん,お疲れ様でした!!