30数年で初めて、「復習の場」の研究授業!
次の写真は、9月10日に、5年2組で研究授業を行った時の板書です。いったい何の教科でしょうか?
これは、「学力充実タイム」という特設の時間です。熊本県学力調査(県学調)の過去に出題された問題(過去問)を活用した「復習の場」です。私の30数年間の中で、研究授業として「学力充実タイム」を参観するのは初めてでした。学力向上には、「授業」と「復習の場」の両輪がしっかり回ることが大切です。授業が上手な先生はたくさんいますが、「復習の場」を効果的・効率的に学習させる先生は、そう多くはいません。だからこそ、研究授業を通して、全職員で参観したり、協議したりしながら「効果的・効率的な復習のさせ方」の技術を高めようと計画しました。
復習は、本来は家庭学習で行うものです。しかし、西小学校では、次の3つの復習の場を設けて、学校でも「復習の場」を意図的に取り入れています。
| ①朝自習「サプリタイム」(15分) ②授業の始めの「帯タイム」(5分) ③特設の学力充実タイム(45分) |
今回の授業は、③の「特設の学力充実タイム」でした。過去問を家庭学習でやってきて、学校で丸付けするだけでは、「分かっていた」と「分からなかった」の確認にしかなりません。決して「分からないところが、分かるようになってきた!」という成長にはつながりません。では、何が大切なのでしょうか?それは、「問題を解く時のポイントを考えること」です。今回の授業展開は、効果的・効率的な「復習の場」の1つになると思います。それがこれです。
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①「報告文」に絞って、家庭学習で解く。②「問題を解く時のポイント」を考え合い、まとめる ③類似問題を解く。 |
放課後に、先生たちが4グループに分かれて協議をし、今回の授業の「よさの共有」を図りました。この「学力充実タイム」は、全学年で、2学期に5回、3学期に3回計画しています。これからも、西小学校では、「授業+復習の場」で、一人ひとりの学力向上を目指していきます。