室小ブログ
脚下照顧1
脚下照顧1
令和2年9月
運動会の準備のときの話です。
運動会前日、、児童が教室に帰り、下校をしようとしたときのことです。
5年2組の男の子が、私のところに近寄ってきました。
私は、「なんだろう。緊急な様子でもないようだけど。」と思い姿をみていました。
私の目の前にくると、
「先生、スコップを借りてもいいですか?」と、話しかけてきました。私は、次のように答えました
「何でですか。」と、尋ねました
「運動場に出っ張っている石があるので、それを取り除くためです。もし、突き出た石に 友だちが引っかかって、友だちが転倒したら、けがにつながるからです。」
私が、了解すると、その男の子は、運動場から、氷山の一角のように、飛び出ていた石を取り除いてくれました。
それは、男の子の手のひらのぐらいの石でした。
(石を取り除いてくれたときの写真です。)
自分ができることに気づき、事故を予防するために、行動できる態度はとても素晴らしいと感じました。このほかにも、子供たちの素晴らしい行動を見逃さないようにしていきたいと思います。
※脚下照顧とは
自分の足元をよくよく見よという意。
もと禅家の語で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語。
転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。
また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいう。
▽「脚下」は足元の意。転じて、本来の自分、自分自身。
「照顧」は反省し、よく考える、また、よくよく見る意。
出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)より
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