御船小ニュース

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メタ認知と言う言葉を知っていますか。簡単に言えば、「自分自身を客観視し、行動や発言をコントロールすること」を意味します。次期学習指導要領においても、要となっている資質・能力の一つです。

本校の特別支援学級「なかよし2組」では、このメタ認知を高めることを視野に入れた自立活動の実践を行っています。例えば、朝の会や掃除など、日常生活の自分自身の様子を録画し、視聴します。すると、見えてくるのは自分自身の課題です。初めは「名前を呼ばれて返事ができていない。」という姿に気づき、学習を深めるうちに「その行動は、相手に対して頼りない印象を与えてしまうかもしれない。」という発見につながります。2~3つの課題を自分で挙げた後は、友達から5つ程「良いところ」を挙げてもらい、自尊心を高めることも、忘れてはいけないポイントです。

「今の自分の発言は、相手にどんな印象を与えるか」「一つ一つの行動を、相手はどう捉えているか」これらのメタ認知は、子ども、大人に関わらず、重要な資質・能力です。様々なアプローチによって、じっくりと力を高めているところです。