8月13日(水)から8月17日(日)まで学校閉庁でした。夏休み残り10日間になりました。生活リズム(特に寝る時間と起きる時間)を整えて、2学期の始まりに備えていきましょう。
【教科書(下)がきました。家庭科室に置いています。2学期始業式の日に配布します。】
【算数おもしろ問題】今日も算数オリンピックの問題から引用しています。
解答
長方形ABCDの面積は100㎠です。対角線ACと対角線DBを入れます。△OBCと△DBCは底辺が等しく、△DBCの高さは、△OBCの2倍です。よって△OBC=△DOC=100÷2÷2=25㎠。正十角形なので、25✖10=250。正十角形の面積は250㎠になります。
【算数おもしろ問題】算数オリンピックからの引用です。
台形ABCDの面積を求めましょう。辺BCは26㎝、辺ADは13㎝、辺ABは10㎝、辺ACは24㎝です。台形の面積=(上底+下底)✖高さ÷2で求めることができます。また三角形の面積=底辺✖高さ÷2ですね。用紙に写し取って考えてみましょう。
解答
点Aを通り、辺BCに垂直な線を引きます。これを▢cmとします。三角形ABCの面積=10✖24÷2=120㎠になります。底辺をBC高さを▢とした場合、26✖▢÷2=13✖▢=120。これより▢=120÷13になります。台形の公式にあてはめると(13+26)✖120÷13÷2=39✖120÷13÷2=3✖60=180。答え台形の面積は180㎠になります。
【算数おもしろ問題】灘中学校の入試問題から引用しています。
この問題は、筋道をたて、順序よく、理論的に解くことが大切になってきます。ちなみに、私はこのような問題が好きです。
下記の図のたて、よこ、ななめの3個の整数をかけた積は、みな等しくなっています。Bの数字は何でしょうか。ただし、0は使いません。用紙に問題を書き、考えてみてください。
解答
①と②から36✖B✖E=4✖B✖9から36✖B✖E=36✖B。よってE=1ということがわかります。③と②からA✖9✖12=4✖B✖9から108✖A=36✖B。よって3✖A=Bになります。④と⑤からA✖3A✖C=12✖1✖C。A✖3A=12。A✖A=4。A=2がわかります。B=3AよりB=3✖2=6 答えB=6になります。
【10回目 「償い」 】
職員研修の中には様々なものがあります。例えばパワハラやセクハラ、体罰やいじめ、不祥事防止等です。今日は10数年前受けた、飲酒運転防止研修会の話をします。ところで、さだまさしさんの歌すてきですね。グレープ時代の精霊流しをはじめ、案山子や防人の詩などたくさんいい歌があります。個人的には「風に立つライオン」が好きです。歌詞のストーリー性が好きです。飲酒運転防止研修会では、さだまさしさんが歌われている「償(つぐな)い」という歌詞をかみしめました。被害者になることも加害者になることも、多くの悲しみをうみます。飲酒運転は絶対にしてはだめなことです。さだまさしさんの「償い」を一度聞いてみてください。目の前にその状況が現れてくると思います。
【11回目 「七日間」】
私は現在67歳です。若い頃に比べると、膝や腰、血圧や心臓、目や耳など様々なところが衰えてきています。子どもたちのために、もっともっと動きたいのですが、なかなか思うように動けないのが現状です。今日紹介するのは、「七日間」という詩です。宮本英司氏の奥様容子様が書かれた詩です。容子様は2018年1月(享年70歳)がんで他界されました。その後、夫である英司氏が朝日新聞に投稿されたものです。この詩を読むと、喧嘩をしたり愚痴を言ったりしている時間はないな、一日一日を大切に過ごさなければならないなと思う日々です。「七日間」という詩を目にしてみてください。
【12回目 「やってみせ・・・」 】
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
私は、若い頃「体育と特別活動」の研究会に入っていました。特別活動は特に学級活動の研究です。いじめのない、いごごちのよいクラスにするには、どんな取組みがあるか、また、自分自身をもっと好きになるにはどんな手立てをすればよいか、などの研究を進めてきました。熊本市の研究会などにも参加していました。36~7年前作られた熊本市の「学級活動のてびき」の表紙に『やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ』と書かれていました。山本五十六(やまもといそろく)氏の言葉です。この言葉には続きもあります。『話し合い 耳を傾(かたむ)け 承認(しょうにん)し 任(まか)せてやらねば 人は育たず』さらに『やっている 姿(すがた)を感謝(かんしゃ)で見守って 信頼(しんらい)せねば 人は実(み)のらず』という言葉です。教師の指針につながりました。時々思い返して、自分自身に問いかけています。時として、子どもたちを「はやく はやく」とせきたてていることはなかったか、子どもたちを信頼し、任せていたか、自問自答の日々が今も続いています。