【8月23日(土)PTA美化作業お世話になりました。保護者の皆様、子どもたちのおかげで、とてもきれいになりました。お礼を申し上げます。ありがとうございました。】
【美化作業の後、校舎内ではワックスかけがおこなわれました。廊下、教室、ピカピカになりました。】
【18回目 教育に大切なことは3】
教育に大切なことは ~教え子からの手紙をもとに~
(3)教育は、子どもたちの話を聞き、子どもたちに寄り添うこと
子どもの話を聞く、これほどの諸問題解決策はそうないです。人は、話を聞いてもらうと安心します。そして、次に自分はどうすればよいか考え、力が出てきます。その時に、求められたらアドバイス等をすればよいと考えています。
【教え子の手紙から】
〇フットベースボールのキャプテンとして悩み、途中でやめようとした時、先生は決定するようなことは言わず、ただ聞いてくれたことが思い出です。娘と息子の担任の先生はとても忙しく、でも毎日放課後でもいいので、みんなの前ではなく、1対1で5分間でもいいので、話を聞いてくださるとありがたいと思います。
〇間違ったことをした時、しっかり叱ってくれました。また、そういうことは何故いけなかったのかを、10歳にみたない私に対し、一人の人として、ちゃんとみて考えさせてくれていました。何故そうしたのかをしっかり説明すると、納得してくれ、話を聞いてくれていたと思います。それは小さい自分にとっては嬉しかったです。子どもと一緒に楽しんでくれたという印象が強くあります。小学校は子どもの考えや発想などを、素直にのばす教育があればいいなあと思います。少し人と違うからダメではなく、その人にしかないものをのばす環境がもっとあるべきです。みんな一緒のことしかしないようなら、平均的な人にしかならないので、その人の「好き」をのばしてあげたら、もっと良いのではないかと感じます。中学校の時、学校外での活動を否定されたり、高校では、先生たちはセンター試験を受けるように、型にはめるように促す所を見ていると、個人的に嫌気がさしていました。先生自身が子どもに与える影響は大きいと思うので、子どもの意思を尊重してほしいと思います。ダメな事は何故ダメなのかを考えさせてくれる先生がいいです。そういう教育が大切だと思います。
〇先生には書ききれないくらい色々な事を教えてもらいました。今、振り返って強く想うことは、周りの人、他の人の事を考えて、思いやって行動するコミュニケーションの大切さを教えて頂きました。自分はいじめられることが多く、先生に心配と御迷惑をかけていましたが、いじめられて、何か問題が発生した時、先生は両者の意見をきき、いじめた子を指導するのはもちろんでしたが、いじめられた自分にも、何が悪かったのか、これからどうしたらいいのか指導していただきました。その時、先生はいつも両者に相手の事を考えて行動するように指導してくれました。その度に、小学生の自分は「向こうが相手の事を考えていないのに、なんで自分にも言うんだろう。」と思っていました。今になって考えると、いじめられた原因も、相手の事を考えず、相手の意見も聞かず、自分も言わなかったことで発生していた事が多かったような気がします。大人になってコミュニケーションの大切さを日々身にしみています。熊本地震の時も、助け合うにも、コミュニケーションがないといけないことを改めて学びました。