学校生活

1年間ありがとうございました【3.31】

今日は本年度最後の日ですが、少しさみしくなった職員室で、研究主任が1年間の実践をまとめてくれた教育論文を見つけました。その教育論文のあとがきには、次のように書かれていました。

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これからの社会は、今後も速いスピードで変化を続けていくでしょう。また、現在の新型コロナウイルスの感染拡大のように、これまで経験したことのない「想定外」の出来事への対応を何度も求められることも予想されます。そんな中で、いま目の前にいる子どもたちには、前を向き、夢をもって自分の人生を歩んでいってほしい、多くの人々と力を合わせて粘り強く、しなやかに生きていってほしい。私たちの研究には、そんな願いがあります。

そのために、本校が大切にしてきたことが「学び合い」です。この「学び合い」は、単なる話し合いや教え合いではなく、子ども同士の聴き合う関係に培う「誰一人取り残さない」という教室の支持的風土の中で、一人一人の子どもの「友だちとだったらできる」という自信から生まれる確かで豊かな学びへ誘うものです。

しかしながら、「学び合い」を大切にしようとしたとき、「『教える』から『共に学ぶ』」という授業観の転換、「子どもの視点に立った授業づくり」が必要でした。初めのうちは戸惑いもありましたが、教師自身が互いの授業を公開し、そこでの事実、目の前の子どもの姿から学び合う中で、少しずつ自信と力量をつけてきています。その一番の成果が、どの教室でもみられるようになった学びに没頭する子どもたちの姿です。

ここに本校の研究を論文にまとめました。この機会に一年間の取組を振り返り、私たち教師自身も「毎日の小さな挑戦」に自信をもち、確かな力量を身に付けるために再スタートするとともに、これからも学校全体で様々な教育課題に取り組んでいきたいと考えています。

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この1年間、私たち教師の学びを支えてくれた子どもたち、あたたかく見守っていただいた保護者の方、地域の皆さま、ありがとうございました!