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2025年1月の記事一覧

二殿教育長講話「6年生への国際理解教育」

二殿教育長は、南アフリカのヨハネスブルグ日本人学校に勤務

された経験があり、南アフリカでの生活の様子をお話してください

ました。その中で、子どもたちの中には、お腹いっぱいご飯を食べたり、

学校に行って勉強したりすることができない人がたくさんいるなど、

日本では当たり前のことが、実はそうではないことにみんな驚いていました。

二殿教育長が車に乗っているときに、南アフリカの大人や赤ちゃんを

おんぶしたお母さん、子どもたちが、信号待ちの車に「お金を恵んでください。

食料を恵んでください」と、言っていたそうです。二殿教育長は貯めていた

小銭などを子どもたちに渡していたそうです。二殿教育長は、一人の

南アフリカの子どもにある質問をしました。

「あなたの一番の夢は何ですか?」  

その子どもはこう答えました。

「今日、何も心配せず無事に家に帰って、家族と一緒に腹いっぱいのご飯を食べること」と・・・。

僕は、毎日家族と一緒にご飯を食べているけど、南アフリカの一部の子どもたちにとっては、毎日家族と一緒にご飯を食べることが、当り前じゃないことに僕は驚きました。子どもが言った心配せずとは、「今日、ご飯を食べることができるかな?」ということを心配していたそうです。

二殿教育長はもう一つの質問をしました。「あなたの二番目の夢は何ですか?」と聞いたそうです。そしたら、子どもはこう答えました。「明日も、何も心配せず無事に家に帰って、家族と一緒に腹いっぱいのご飯を食べること」と答えていたそうです。それほど、南アフリカの子どもたちは、ご飯を食べることができなかったそうです。

二殿教育長は、僕たちに、「給食を残さず食べてほしい。」「一生懸命、勉強してほしい。」という思いを伝えてくださいました。

最後に、「幸」という字 は、逆さにしても、反対側から見ても、「しあわせ」と読むことができること。だからこそ、自分だけの幸せが見える見方ではなく、自分も周りも幸せになる見方をしてほしいとみんなに語ってくれました。