1月27日(月)~1月31日(金)
1月31日(金) 「感謝の心」を大切に
子どもたちの学習の様子を見て回っていると、3年生教室前のワークスペースに子どもたちが使っている道徳ノートが置いてありました。道徳ノートには、教材の主人公の気持ちや、考えたことをもとにこれからどんな自分でありたいかなどを記す場所があります。どんな学習の足跡が記されてあるか、見せてもらいました。開かれてあったページは、教材「いつもありがとう」の学習に関するところでした。どんな人たちに「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えたいか、理由を入れて書いてありました。家族や友だちへ日頃の感謝を伝えたいと書いている子が多い中、朝の登校を見守ってくれている方へ「ありがとう」を伝えたいと書いている子もたくさんいました。いつも「おはよう」とあいさつをしてくれ、自分たちを安全に渡らせてくれている地域の方に対して、「ありがとう」と言うことができていなかった自分を振り返り、「ありがとう」を伝えたいという文面が書いてありました。教材の中に同様のおじいちゃんが出てくることから、このような場面を振り返ることができたのでしょう。自分たちが安心で安全に生活できているのは、多くの人たちの支えがあるからであり、そのことに気づいてくれたらうれしいです。
このようなことを考えながら、さらに教室を回っていると、6年生が書写の時間に「感謝」という文字を丁寧に書いていました。改めて私も、「ありがとう」の言葉を大切にしていきたいと思いました。
1月30日(木) 琴の響きに誘われて…
校内の廊下を歩いていると、琴の美しい音が聞こえてきました。その響きをたどっていくと、音楽室から聞こえてくるようです。音楽室のドアが少し開いていたので、授業の様子をのぞくと、4年生が『日本の音楽でつながろう』という単元の「チャレンジ ことをひいてみよう」という学習を行っていました。本校には、児童用の琴が3面あるようで、ちょうど子どもたちが実際に琴を弾こうとしているところでした。音楽担当の先生が、つめのつけ方や順番などについて説明した後、一人一人が「さくら さくら」の曲にチャレンジしました。楽譜も漢数字であらわされているので難しかったようですが、近くにいる友だちに「七七八」と声をかけられながら演奏できていました。「強くはじくのが難しかったけど、友だちが教えてくれたので、しっかりできました。手が痛くなったけど、楽しかったです。」などの感想を記録していました。
1月28日(火) 同じ読み方の漢字?
本日、4年生の国語の授業を見せてもらいました。単元「同じ読み方の漢字」で、同じ読み方の漢字クイズを自分たちで作る授業でした。グループで事前に同音や同訓の漢字を調べていたようで、その中からクイズに出したい漢字を選んでいました。例えば、「電『ア』が切れる。」「『イ』図で調べる。」のアとイに入る漢字を同音の4つから選ぶといったクイズです。なかなか難しい問題を作ったグループもあり、子どもたちも意欲的に学習に取り組んでいました。どの漢字を使うかについては、一つ一つの漢字がどのような意味を表しているかを考えることが大切だということを、学習の最後にまとめていました。
タブレットを使って問題作りを行っていましたが、グループの中で国語辞典を使って意味を調べる子もいました。最近は、わからない言葉があると、すぐにインターネットで調べることが増えているとは思いますが、このように国語辞典をめくりながら漢字の意味や成り立ちなどを調べるという作業は、慣れるまでは苦労するかもしれませんが、子どもたちにとって大切な学習だと思います。辞典をめくりながら探すことで、その他の漢字や意味にも触れることができ、知識がより広がっていくことでしょう。
難しい問題を作ったグループもあり、見ている方も勉強になる授業でした。
1月27日(月) 雨でぬれてしまったけれど
今朝は、久しぶりに雨の中の登校となりました。傘をさしているので、いつもよりも足取りもゆっくりだったようです。中には傘を差さずに登校する子もいて、「傘をさして登校しないと!」と声をかけると、「傘をさすのが面倒くさいんです。」と返ってきました。昨日までは温かかったのですが、今朝は寒さが戻ってきたので、風邪をひかないかと、とても心配しました。そのような中、一人の子が近づいてきて、「校長先生、見て。新しい靴だよ。」と、嬉しそうに話しかけてきました。「かっこいい靴だね。」と答えると、ニッコリ笑って歩いていきました。雨でぬれてしまいましたが、新しい靴を履いて学校に行くことを楽しみにしていたのだろうと推察しました。私にも同様の経験がありますし、この子の気持ちが痛いほど伝わってきました。この子のおかげで、週の初めから「今週も頑張るぞ!」と、元気をもらった気持ちになりました。
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