日本一の大校門!(紙芝居になっています)
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日本一の大校門!

写真:15枚 更新:2018/12/27 作成:2017/12/10 学校サイト管理者
左の画像をクリックし、スライドショーでご覧下さい。
親方 合津石は昔から有名で長崎のオランダ坂や長崎市電の路面敷石。有明町島子の池田屋、三木屋新宅の石垣塀に使われており、とても素晴らしいものです。 「みんな、こん仕事に誇りをもってきばってくっど」といって渋田さんは、石工職人に気合いを入れました。
昭和60年頃から松島町をはじめ、天草や熊本県内の公園やバス停などに「張り石」として使われ、熊本県立美術館の外壁に使われています。 平成10年には天草富岡城の石垣の復元にも合津石が使われています。 えらい太か石が出てきたごたる。みんなががんばってくるるけんゴソウはぎ(石の上にある木や土をはねのけること)もさばけたばい。
一寸発破 あまりにも大きな石が出てきたので、発破で一番大きい「一寸の発破」を打つことになりました。直径約4cm、深さ10mの発破の穴を最初は1人から2人で、だんだん深くなると「やぐら」を組んで5~6人で、7日から10日間ぐらいかかって深さ10mの穴を掘りました。 その穴に火薬をつめ込んで発破をかけるとパンパンという大きな音と共に、大きな石がうまく「二つ」に割れました。
良か石 そこで渋田さんは、良か石がとれたので小学校の校門に寄付したいと言いました。それを聞いた石工職人は「ばってん親方、こん原石ば動かすとだけんやおいかんばい、おまけに学校まで4.5kmもあり道は悪かっだんんどん、どぎゃんして運ぶとかなとささやいていました。
餅つくウス 大きな石はとれたばってん、運ぶとも大変ばってん、そん前に、校門として誰が彫刻できるか心配していたところすぐ近くの西目の織尾採石場に黒川福太郎さん(天草市下浦町の人)が彫刻技術を生かして餅をつく「石ウス」や粉を引く「引きウス」を造って八代方面に販売されていることを渋田さんが聞きつけました。