校長のつぶやき

2026.3.16 心は春を尽くすなりけり

年を経て 待つも惜しむも 山桜

   心は春を 尽くすなりけり  (西行)

 【現代語訳】どれだけ年月を経ても、桜の花が咲くのを待ち、散るのを惜しむ心は変わらない。

       この春もすっかり心を奪われてしまうよ。

この季節になると、山家集に載っている上記の句を思い出します。

つぼみのふくらみに気もそぞろになったり、いつまで花がもってくれるかなと雨が降るたびに空を眺めたり。

季節が廻り来る限り毎年繰り返されることなのかもしれませんが、そのたびに一喜一憂している自分に改めて気づくのです。それが「生きる」ということなのかもしれません。

花だけでなく、人もふるさとも。不安と喜びも三寒四温といったところでしょうかね。