校長のつぶやき
2025.6.26 5年どろんこ代かき
降りしきる雨の中ですが、5年生が代かきを体験しました。
初めはおっかなびっくりという感じで、友だちに導かれてつま先をちょっと入れてみるということの繰り返しだった子どもたちでした。
減農薬稲作研究会の方から説明を聞き、田んぼに肥料をまき、足でならしていきました。
すっかり田のヌルヌル感に慣れ、「校長先生も一緒に入ろうよ!きもちいいいよ!」と声をかけてくれました。
午後から出張が入っていたので今回は見るだけにしましたが(残念…)、とても楽しそうな子どもたちの声と姿でした。
だんだんとどろんこの子たちも増え、いい感じの表情になってきました。
最近は、自然の土や泥、水といったものに触れる機会が少なくなりました。今回、初めて田んぼに入った子もかなりたくさんいたようです。
私が教師になったころ、熊本市立保育園の園長をしていた母から「子どもは『地磁気』にたくさん触れさせなん」と言われたことを思い出しました。子どもは体と心全体を使って学ぶ存在です。大きくなるにつれ、すでにある情報から学ぶことが増えるけれども、学びを受け止め、生かす感性は教えられて身につくものではありません。直接触れ、感じ、たくさんの失敗の中から自分なりの良い感性を見つけ、自分の生き方の軸の一部にしていくことはとても大事なことだと思います。
そういう意味を含め、子どもたちの笑顔はとてもすてきでした。
明日は「田植え」です!
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