校長のつぶやき

2025.6.17 桜梅桃李

雨が上がった朝、雲が沸き上がった山並みの向こうに透き通った青空が見え始めました。

子どもたちの元気なあいさつが心に響きます。

花壇では、様々な野菜が実をつけ始めました。

これらの実をみていると、「桜梅桃李」という4文字熟語を思い出しました。

さくら、うめ、もも、すもものことで、これらの4つの植物はすべて花が咲き、実を結びます。

元々は仏教の言葉らしいのですが、「桜は桜の、梅は梅の、桃は桃の、李は李の特徴を改めることなく生きているように、私たち人間もそれぞれありのままの姿で人生の花を咲かせ、実を結ぶことができる」ということを表した言葉です。私が大学生のころ初めて聞いて、メモした言葉です。

 

学校や学級には様々なよさや特長をもつ人がいます。勉強が得意な子、スポーツが得意な子、歌が好きな子、絵が好きな子…それぞれに得意なことや好きなことがあります。

それぞれがもつ自分の良さに気づき、本当に好きなものを見つけるために、いろいろなことに挑戦してほしいものです。

山の向こうの青空がそう語りかけていました。