今年最後の「よみっこタイム」



3月11日(火)
 今日は、「おひさまの会」による今年最後の「よみっこタイム」を行いました。
今回は、東日本大震災で息子を亡くした母親の体験を元に書かれた、復興を願い命を見つめる絵本「ハナミヅキのみち」を朗読していただきました。
津波に奪われた長男からの思いや祈り、そして復興を願い、命のつながりを祈る、母の思いから生まれたこの絵本と出会った子どもたちから「みんなのために行動し、多くの方々の命を守ろうとした勇気と思いを見習いたい。」「子どもの命を未来へつなげたい母親の強い思いに感動しました。」などの感想を聞くことができました。この絵本から感じられる「未来への希望の道しるべ」が、今を懸命に生きている子どもたちの心へ伝わりました。
  最後に、校長先生から、「文字を通して感じる感動!本を読むことで生まれてくる心の感動が、皆さんの心を豊かにしてくれます。本を読むことを忘れないでほしい。この感動を教えてくださったのが『おひさまの会』です。」と心の豊かさは、多くの出会いの中から、感じていくことで生まれてくること等を話していただきました。この後、東日本大震災で命を失われ、また、未だに行方不明になられている方々とその遺族へ、哀悼の意を込めて全児童・職員で黙祷を捧げました。