5年 国語授業

☆10月12日
 今日は5時間目に、5年生のスキルアップチャレンジ授業がありました。この授業は教職経験5年目から10年目の先生を対象として、八代市サポートセンターの事業です。若手の先生の授業スキルが、向上することが目的です。

 本校にも対象の先生がいて、サポートセンターの所長先生やサポーターの先生、一緒に研修を受けている同期の先生が授業参観に来られました。
 単元は、「大造じいさんとガン」です。本時では、「大造じいさんの残雪に対する思いが『どのように』『どうして』変わったのか」を考えていきました。

 先生がノートに考えの書き方を示しました。

 すると、子どもたちは言葉を吟味して書いたり、たくさんの文量を記したりするなど、考えを明確に表記することができました。

 ある子どもは、考えを明らかにするために文章を何度も読んでいました。国語では、本文が根拠になります。

 授業者の先生は、子どもの目線にまで下がって、丁寧に個別指導をしていました。

 次に自分の考えを班の人に紹介することで、交流をしました。この活動で、新たな考えに気付くなど考えが深まりました。

 授業の最後は、全体での学びです。発表の仕方もとても上手で友達に考えをしっかり伝えることができました。日頃の学習訓練が行き届いています。

 授業後の板書です。子どもたちの考えが、たくさん書かれており、板書の構造化ができていました。
 授業を見ていて、本当に子どもたちがよく発表をします。発表できると言うことは、一人一人が自分の考えを、きちんともっているからです。
 担任の先生がうまく子どもたちの考えを関連付けたり、深化させたりしていました。また、大造じいさんの心情の変化は、行動や会話を基にすると分かると言うことに子どもたちは気付いていました。
 日頃もこのような授業が実践されていることを、子どもたちの姿から見取ることができました。このような実践の積み重ねが、子どもたちの学力向上につながります。