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アマモ植え付け体験

 天草市水産振興課と天草漁協牛深総合支所の方々のご協力を得て、5年生が「アマモ」の植え付け体験を行いました。
 「アマモ」とは浅い海に生える海草で、アマモがたくさん生えている場所を「アマモ場」といいます。アマモ場は、「海のゆりかご」と呼ばれていて、魚やイカが卵を産む場所になったり、魚の子どもが育つすみかになったりします。ところが、近年このアマモ場が減ってしまったために、魚が育たたず、少なくなったそうです。そこで、市や漁協、漁業者の方々がアマモ場を増やす取組を行っておられ、子どもたちもそれに参加、協力させていただいたということです。

〈漁協の方にアマモについてのお話を聞きました〉


 植え付けは2種類の方法で行いました。

1つは麻袋に苗を入れてひもで縛り、それを海に投げ込む方法です。

 

〈これを海に投げ入れます〉

  

 〈茂串の海岸で行いました〉

 2つめはロープに苗をくくりつけてロープごと海岸に設置する方法です。

 

〈ロープの穴に苗をはめ込み、くくりつけています〉

〈苗を植え付けたロープ〉

〈漁協や漁業者の方々がロープを設置しています〉

 子どもたちは、自分たちが少しでもアマモ場を増やすことに貢献でき、また以前のような魚がたくさん捕れる牛深の海になってほしいという思いでがんばりました。このような貴重なお話や体験をさせていただき、ありがとうございました。この後、社会科の水産業に携わる人々の学習に役立てていくこと、そして牛深の漁業の現実に関心を持ち、自分たちにできることへとつながっていくことを期待しています。