学校生活

「天草宝島 お魚給食の日」出前講座

木曜日に、市役所から3名の方に来ていただき、天草市の漁業の現状
や、水産資源の問題について話をしていただきました。天草市は、熊本
県でもっとも漁獲量が多くその中でも牛深港がもっとも水揚げ量が多い
ことなどを学習し、おどろいていました。

 また、魚が産卵し、育つ「藻場」の保護について話がありました。現在、
天草の海では藻場が減少し、「磯焼け」という状態になっているところも
多いそうです。藻場が減少すると、そこで産卵したり、敵から身を隠した
りして育つ魚も減少していきます。その藻場に生えている海草を食べる
ヤノイオのことも学習しました。ヤノイオが増えすぎると、たくさんの海草
を食べ、藻場が減少することにつながります。ヤノイオは内臓や皮に独
特のにおいがあり、好みが分かれる魚です。

 

 そこで、木曜日の給食はヤノイオのフライでした。実際に食べてみる
と、「おいし~い。」「何でみんな食べないんだろう。」とみんなパクパク
と食べていました。人間が獲って、おいしくいただくことも、天草の海を
守ることにつながることを、実際に食べて学習することができました。