【3年生 No.52】命とは何か〜哲学対話〜
金曜日の道徳は、「命」がテーマでした。
「命とは何か」というのは、答えのない哲学的な問いです。
(自信を持てる子が育つこども哲学 川辺洋平著 2018年)
今回は子どもたちが「命」についてどのような考えを持っているのかを引き出すために、
「こども哲学」の手法を参考に、哲学対話を行いました。
45分間子どもたちは「命」について、様々な視点から考えました。
命は大切なのか、植物に命はあるのか、動物の命を奪って食べることについて、などについて、ペアトークをしたり、全体で話をしたりしました。
この写真は子どもたちとの対話を書き留めた板書(ロイロノート)です。
哲学対話では、大人も子どももなく、一人の人間として、問いに対する考えを深めていきます。
私も、子どもたちの話を聞きながら、「こんなことまで考えているのか」と感じる瞬間がたくさんありました。
特に、動物の命を奪って食べることについてのペアトークで
「動物の命も大切だけど、食べないと自分達の命がなくなるから…」と言っている子の様子はとても印象的でした。
授業の最後にもう一度「命とは何か」について書いてもらいました。
一口に「大切なもの」と言っても、一人ひとりその理由は違うということがよく分かります。
ご家庭でも、「こども哲学」されてみてはいかがでしょうか。
対話のルールなどはインターネット等で調べることができます。
3年生の子どもたちがこんなことを考えているんだ、と驚くことばかりでした。
ご家庭では、絵本や新聞などを一緒に読んで、話題づくりをされると良いそうです。