【4年生 No.43】短歌や俳句を味わおう〜俳句の作者はどこから見てる?〜
国語の教科書に「短歌や俳句を味わう」という時間があります。
短歌や俳句を音読し、言葉のリズムの良さを感じるという時間です。
しかし、ただ読むだけでは、子どもたちにとって、「味わう」のは中々難しいものです。
そこで、「作者の視点を考える」という手法があります。
「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」という小林一茶の俳句を使って学習をしました。
まずは、教師の後に続いて子どもたちが音読をします。
俳句に出てきた動物を尋ね、馬と雀のイラストを提示します。
小林一茶は、この絵のどこで、俳句を詠んだと思うかを問うと、子どもたちはポカン。
そこでいくつか例示します。
①馬に乗りながら ②馬と雀が見える場所 ③馬の気持ちになって
これを聞いて子どもたちは、そういうことか!と問いの意味を理解してくれました。
これ以外に考えてもいいよ、と言って、アイパッドで目玉を動かす作業をしました。
子どもたちの考えは大きく6つに分かれました。例示した3つに加え
・馬と雀の間くらい
・雀のすぐそば(雀の気持ち)
・馬を連れて歩いている という考えが出ました。
これ以上、どれが正解という根拠はないので、それぞれの場所をイメージして音読をしました。
馬を連れている時の音読は、ゆったりとした感じ。
雀の近くでは、最も焦っている感じ。
など、それぞれに声や表情、身振りを交えて、楽しそうに読んでいました。
俳句を味わって読むことができていました!