日誌

当尾小の校内研は止まりません。

2学期制の本校は、現在学期末事務の真っ只中にあります。

そんな中、今週の水曜日は特別支援教育の校内研修がありました。

支援学級の4クラスと通級指導教室、計5クラスの公開授業と御船町教育委員会で総合教育アドバイザーをされている吉見先生に「どの子も学びの主体に育てる授業づくり」と題して、UDの視点から授業作りや環境整備、子どもの見方等についての講話をしていただきました。

くすのき4組では、「友達や先生の話を最後まで聞いて反応しよう。」というめあてのもと、グループでビンゴゲームの用紙の中に食べ物の名前を話し合って書き入れていました。グループの中で一番年上の児童がみんなの意見を聞きながら書いていきました。

その話し合いの中で、誰かが、「ここは、○○がいい。」と言うと、「そうだね。」と反応したり、意見が対立したとき「じゃあ、○○君のをここに書いて、僕のは、ここに書こうか。」と年下の子に譲るなどのやりとりを見せてくれました。

通級指導教室でも、「自分も友達も気持ちよく話し合いができて、ゲームを決めることができる。」というめあてのもと、友達の意見に対して「良いね。」「なるほど。」など反応をすることで、話し合いやゲームが楽しくなることを学ぶ学習が行われました。

放課後行われた吉見先生の講話では、「新学習指導要領」や「熊本の学び」と授業UDについて理論的なことを教えていただきました。

続いて、実践方法について具体的に熱く語っていただきました。職員も自分のこれまでの授業や子どもたちとの関わり方について自己評価し、何からできるかを考えながら聞けたように思います。

今年度の校内研修の研究主題は、

「学び合い学び続ける子どもを育てる算数科授業の創造~『主体的・対話的で深い学び』を通して~」

としています。

この研究を進める上でのキーワードの一つとして「対話」を取り上げています。

この点からも、今回の特別支援学級・通級指導教室の授業や吉見先生の講話は、今後の研究にたくさんのヒントをいただけたものと思います。

吉見先生、お忙しい中、本校にお越しいただき貴重な講話をありがとうございました。

今回の研修を受けて、これからますます、全職員で

「どの子に対しても、いつも心と体を気遣い、公平・公正で子どもの持つ力と将来を信じて 愛情のあるまなざし」で関わり続けていきたいと思います。