校長室から

9月12日~9月16日

9月16日(金) 自計学をがんばる坂っ子

本校の3年生以上の子どもたちは、家庭学習で「自計学」に取り組んでいます。自計学とは、「自分で勉強することを計画し、家庭で学習する」というものです。1ページの使い方をそれぞれが工夫しながら、日々の学びの積み上げを大切にするこの取組も、今年で3年目になります。委員会活動で「自計学コンクール」を計画し、1ページを無駄なく、内容をしっかり考えたノートを紹介したりする実践から、自計学のレベルもずいぶん向上してきました。
私も定期的にすべての学年の自計学ノートを見せてもらい、一人一人にコメントを書かせてもらっています。本日は3年生と4年生の自計学を見せてもらいました。「どんなことを勉強しようかな?」としっかり考え、1ページに向かった様子が伝わり、とても感心しました。
これからも、子どもたちの自計学ノートにコメントを書きながら、家庭学習をがんばる坂っ子を応援していきたいと思います。
  

9月15日(木) 2学期最初の読み聞かせ

朝の時間を使い、2学期最初の読み聞かせを行いました。苓北町の読書推進ボランティアグループ「たんぽぽホール」の方にも来ていただき、1年生に読み聞かせをしていただきました。また、他の学年には、担任以外の先生が読み聞かせを行いました。読み聞かせは、子どもたちも楽しみにしている時間であることが、その時の表情からも伝わってきます。
「このお話を知っているかな?」と尋ねられると、「知ってる。だけど聞きたい。」や「知らない。おもしろそう。」など、子どもたちから様々な反応が返ってきます。子どもたちを見ていると、お話の世界に引き込まれ、徐々に姿勢が前のめりになっていく子もいます。そんな子どもたちの様子を見ていると、この読み聞かせの時間は、本校で大切にしていかなければならない時間だと改めて感じました。
  

9月14日(水) 子どもたちが主体的に学ぶ国語の授業を求めて

5年生で国語の授業を公開し、職員で授業の進め方を学び合う校内研修を行いました。講師として、熊本県立教育センターの指導主事の先生をお迎えし、国語の授業づくりの考え方や、子どもたちが主体的な学びに向かうための教師の仕掛け等、多くの助言をいただきました。
本校は小規模の学校であることから、他学年の授業を参観する機会が少ないのですが、5年生の子どもたちが、学習リーダーを中心としながら学びを進めていく姿が勉強になったという意見が多数聞かれました。また、グループ活動では、グループのリーダーがメンバーからの意見を引き出し、学びを深めていく様子が見られ、学ぶ点が多い授業となりました。ここで学んだことをもとに、各学年の子どもたちの発達段階に応じた国語の授業の充実に生かしていきたいと思います。
  

9月13日(火) 様々な場面を想定して

本日、避難訓練を実施しました。今回の避難訓練では、本校の子どもたちの動きや職員の対応の在り方を苓北交番の方々に見ていただき、様々な視点からご意見をいただきました。子どもたちの校内放送や担任からの指示の聞き方等については、適切であった評価していただきました。緊急時の職員の対応については、様々なケースを紹介していただき、大変勉強になりました。また、今後注意すべき点についても教えていただき、早速マニュアルの見直しを行うことにしました。
学校内で日々生活している私たちが見落としがちである部分も、このように第3者の方から指摘していただくことは、大変貴重な機会であると感じます。この機会を生かし、今後もさらに子どもたちの安心・安全な学校生活を守るために、力を尽くしていきたいと思います。

9月12日(月) 「自由」or「自分勝手」?

6年生の道徳科の授業を見せてもらいました。「修学旅行の夜」という教材を使いながら、自由と責任について考える授業でした。自由と自分勝手の違いについて、身近な出来事を挙げながら考えていました。「それって、人に迷惑をかけているから、自分勝手じゃない?」「いや、自分の自由な時間なんだから、いいんじゃない。」といった意見が飛び交っていました。担任が様々な事例を通して揺さぶりをかける中で、自由には自己責任が伴うことに意識が向いていったようです。
世の中で起こっている出来事に目を向けると、「自由」と「自分勝手」の境目が曖昧なっていると感じることがあります。子どもたちには、自立的で責任のある行動についてのよさをしっかりと理解し、自分はどうあるべきかを考えて行動できる力を身に付けていってほしいと思います。