校長室から

10月24日~10月28日

10月27日(木) ふるさと苓北のよさを見つめて

本日、苓北町内の小学5年生連合の「ふるさと(苓北)探訪教室」が行われました。例年、5年生を対象とした集団宿泊教室を連合で行っていたのですが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、過去2年間は、宿泊を伴う学習を見合わせてきました。本年度の実施についても、担当校を中心に協議されてきました。この学習の本来の意義を見つめ直した結果、本年度は、ふるさと苓北の自然や文化などに関心を高めるとともに、歴史的な価値や魅力を考える機会にすることとなりました。その中で、町内5年生の仲間との友情を深め、親睦を図る取組が計画されました。
ふるさと(苓北)探訪教室では、①ふるさとクルージング ②富岡上散策 ③ニュースポーツ体験が行われました。ふるさとクルージングは、自分たちの住む苓北を海側から眺めることで、自然の豊かさやそこに住む人たちの暮らしについて学ぶ学習となりました。富岡上散策では、苓北町の歴史に触れ、町がどのように発展してきたかを学ぶ機会となりました。ニュースポーツ体験では、他校の仲間と力を合わせて目標をクリアしていく楽しさを味わいました。
どの学習も大変意義が深く、子どもたちにとっては貴重な体験となりました。この探訪教室での学びを通して、充実した一日を過ごすとともに、ふるさと苓北を愛する心が醸成されたことと思います。
  

10月26日(水) 宮沢賢治の生き方・考え方

6年生の国語で「作品の世界をとらえ、自分の考えを書こう」という単元で、宮沢賢治の「やまなし」を教材に学習します。「やまなし」を読み深める前に、「イーハトーブの夢」を読み、宮沢賢治の言葉や行動、生き方について考える学習が行われました。
「イーハトーブの夢」は長文ですが、6年生の子どもたちは、賢治の生き方や考え方が分かる部分に事前にサイドラインを引いていました。本日は、個人で叙述から考えた部分をグループで出し合い、整理する時間でした。
難しい学習活動ではありましたが、子どもたちは本文の言葉に着目し、表にまとめていきました。その後、話し合ったことを基に、宮沢賢治がどういう人生を歩んだのか個人でまとめましたが、一人一人が異なった意見を書いていて、さらに学びが深まりました。
宮沢賢治の生き方や考え方について考えた後に「やまなし」を読むことで、物語の世界観も大きく変わってくることでしょう。
  

10月25日(火) 1年生活科「あきとなかよし」

1年生の生活科「あきとなかよし」で、近くの大師山まで出かけて秋を探す学習を行うと聞いていましたので、学習の様子を見に行きました。大師山公園に着くと、1年生の子どもたちが色づいた落ち葉やどんぐりを一生懸命探していました。私の姿を見かけると、自分で見つけたものをビニール袋から出して見せてくれました。「葉っぱがきれいです。」「葉っぱがつるつるしてますよ。」「小さなどんぐりを見つけたから、校長先生にあげます。」等など、自分たちが見つけた秋を教えてくれました。
担任の先生に導かれ、公園奥の山道に入って行くことになりました。「大きいどんぐりがあった。」「このどんぐりは、帽子をかぶっているみたい。」と話ながら、落ち葉の下から一生懸命どんぐりを探していました。ビニール袋の中に、たくさんの秋を見つけて持って帰りました。
少々肌寒かったのですが、空を見上げると気持ちのよい秋晴れが広がっていました。一人の男の子と「海がきれいだね。」と話しました。ふと見ると、何とサクラの花が咲いていました。子どもたちも驚いていました。
  

10月24日(月) 互いの伝統文化を交流し合うために

4年生の国語で、「伝統工芸のよさを伝えよう」という学習活動があります。教材の説明的文章を使いながら、例を用いて理由を詳しく説明するよさを学び、その伝え方を参考にして、一人一人が日本の伝統文化を紹介する文章を書くという学習です。日本の伝統文化を伝える相手として、校区の中学校に勤務されている英語指導コーディネーターの先生を考えています。本日は、その先生を小学校にお迎えし、母国の文化について教えていただく学習が計画されました。10月末ということもあり、担任と英語で会話しながらハロウィンについて説明されました。
3年生と4年生は複式学級ですので、3年生も一緒に学習に参加しました。先週のうちにどんな学習を行うか話してあったようで、子どもたちもそれぞれハロウィンを考えた衣装やお面などを用意していたようです。英語指導コーディネーターの先生とゲームをしながら楽しんだ後、これから勉強することを生かして、今度は日本の伝統文化について紹介することを約束しました。4年生の子どもたちが、どんな伝統文化を、どのような文章で紹介してくれるのか、今から楽しみです。