お習字のおしえ
1月28日(木)・1月29日(金)
今回は、苓北町内小中学校において月1回程度行われる毛筆指導を特集します。
坂瀬川小でも、馬場先生を講師にお迎えし、3年生以上が毛筆の練習に取り組んでいます。
1月28日(木)2校時は、5年生の授業。
どの学年も、今年初めての毛筆指導だったので、今までの学習を生かした「書きぞめ」を行いました。
まずは、姿勢を正し、黙想で気持ちを落ち着かせます。
次に、みんなで声を合わせ、「お習字のおしえ」を読みます。
担任の先生からの話の後、馬場先生にバトンタッチ。
今回の題材の書き方のポイントを教えていただきます。
5年生は「希望」。
文字の中心を常に意識し、筆順や字の形に注意していくことを、水書板や黒板に書きながら説明してくださいました。
いよいよ書き始めます。
書き終わった子供たちは、作品をもって馬場先生のもとに行き、「よろしくお願いします。」と挨拶をして指導を受け、終わると「ありがとうございました。」とお礼を伝え、席に戻りまた練習を始めます。
こういった、礼儀を重んじる学習 とても大切ですね。
3校時は、今年度から毛筆の学習が始まった3年生。
とても立派な黙想です。
3年生のお題は「正月」。
紙をまず四つ折りにすることの意味(縦は中心が分かるよう、横は字の大きさを整えられるようにするため)を教えていただきました。
時には、バランスのとれていない文字を紹介することにより、お手本をよく見て書くことの大切さを子供たちも感じたことでしょう。
馬場先生の注意をよく守って練習に取り組み、最後は花丸をもらい嬉しそうな3年生でした。
さて、翌日の1月29日(金)の2校時は6年生の授業。
6年生のお題は「旅立ちの朝」。
今までは、紙を4つ折りにすればよかったのですが、今回は6つ折り。紙の折り方も丁寧に教えていただきました。
「旅」のように、「へん」がある文字は左の「つくり」よりやや小さめに書くと全体のバランスがよくなるそうです。
平仮名の書き方も、線の交わり方、丸みのもたせ方に気を付けて書くとお手本のような文字が書けそうです。
なかなか難しいお題ですが、集中して練習に取り組み、みんな上手に作品を仕上げていました。
最後の3校時は、4年生。お題は「出発」
「出」の3画目と、5画目は、同じ縦画でも手本をよく見ると向きが違います。
手本を見なくても書ける文字でも、中心はどこか、どこから書き始めるとバランスがとれるのかなど手本をよく見ないと上手な文字は書けません。
4年生も、馬場先生の教えをよく守り、一生懸命自分の作品を仕上げていました。
毛筆の時間に限らず、日々の文字を書くときも、「お習字のおしえ」のごとく、お手本をしっかり見て、正しい文字を書くことで正しい心を育てていってほしいですね。
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