学校ブログ

ハート 追悼

本校の子どもたちの登校を25年もの間見守ってくださったスクールガードのHさんが10月31日に亡くなられました。

夏休み前まで通学路に立たれ、夏休みと同時に膝の手術をし、また戻ってくるとおっしゃっていたのに。

夏休みが終わっても通学路に姿を見せられないHさんに子どもたちは手紙を書きました。

十五夜のときにはHさんが元気な顔で出てこられ、お菓子をもらったという話をしてくれた子もいます。

また、先日の遠足では、Hさんの家の前を通る時、

「Hさ~ん、行ってきま~す!」

「早く元気になってくださーい!」

と、大きな声でたくさんの子どもたちが呼びかけていました。

 

Hさんが亡くなられたことを全校児童に校長から伝えたいと、臨時に集会を行いました。

Hさんと2週間ほど前に電話で話したときには、「11月には通学路に立ちたい」とおっしゃっていたそうです。

その11月を前に旅立たれたことになります。

そして、校長が小学生だった頃の話がありました。

野球を教えてくれた大好きだったおじさんが突然亡くなったのだそうです。

悲しくて涙が止まらなかった、と。

人の死は悲しいけれども必ずやってくること、みんながやれることはHさんが好きだった元気なあいさつをすること、と校長は子どもたちに伝えました。

みんなしっかり話を聞くことができました。

最後に、全員で黙祷をささげ、会を閉じました。

 

Hさん、長い間本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。