東小の日常風景

水俣に学ぶ肥後っ子教室①

 昨日(9/27)、5年生は南小と合同で、水俣に行きました。水俣病の歴史を正しく理解し、人権の尊さと環境の大切さを学びました。

 エコパーク水俣のフィールドワークでは、青空の下に広がる水俣の海を眺めました。

「キラキラしていてきれい。」

など、今の海を眺めた自然な感想が聞かれました。しかし、この埋め立て地には、水俣の悲しい歴史があることを知ります。汚染されているであろう魚を漁師の方が捕って、約2500本のドラム缶に詰めてこの下に埋めてあることも知ります。食べることのない魚を捕る漁師の方の思いを想像すると、この海を守っていきたいという思いが強くなります。

 その後、環境センターでは語り部の方のお話を伺いました。

「お金(補償金)よりも体を返して欲しい。」

胎児性水俣病の語り部さんの言葉は、どれも子どもたちの心に響いたようです。障がい者の人権についても深く考える機会となりました。

 施設内の展示には、水俣・芦北ギョギョギョ大使のさかなクンの作品もあり、みんなの“命”である環境を永遠に守っていく必要があることを強く感じたところです。