記憶
5日の前期終業式は表彰からでした。
『こいのぼりスケッチ』入賞おめでとう。
式のはじめは校長先生のお話です。
電子黒板に、今回ノーベル医学生理学賞受賞で注目の本庶佑さん写真が出ると「知ってるぅ!」と子どもたちが沸きました。
情報の時代、きっとテレビなどのニュースで目にしたのですね。
そのあとこれまでに受賞した方々の写真がならびました。
校長先生が「この人たちに共通することは何でしょう?」と、たずねると
子「・・・・・・???」
子「おじさん?」
校長先生「う、うん、いや、まあそうだけど・・・。」
と言いながら、『ノーベル賞』のことから、『学校教育目標』、そして『夢』のお話となりました。
次に各学年代表から「前期のふりかえりと後期に頑張ること」の発表でした。
前期のふりかえりは
・運動会で、自分で判断して行動できた
・団長をフォローして動いたり、準備したりできた
・学習面で『きよらっこノート』に予習・復習をした
・あいさつをさきどりしてできた
・毎日なわとびをした
・たくさん外遊びをした
・先生の話をきくのをがんばった
・ひらがなをおぼえた
・へんじをおおきな声でがんばった・・・
後期に頑張ることは
・忙しい時、字が雑になっていたから、ていねいに書く
・漢字を練習する
・持久走大会で1等賞をとる
・来年の運動会の特技披露で一輪車がしたいから練習する・・・
ノー原稿で、前を向いて発表してくれました。
すごい記憶力です。
少人数の学校ですから、日常、人の後ろに隠れていたり、だまって事が進むなんてことはありません。
日々の中で子どもたちは錬われているのです。
全学年、すごく長い文でした。
最後にみんなで校歌を斉唱して、前期が終わりました。
秋休み中のニュースでは平和のために努力した人に贈られる『ノーベル平和賞』のことも流れていました。
携帯電話などに使われるレアメタル(日本人の生活と無縁ではないもの)など、希少金属資源と住民を支配する武器として性暴力が横行していたことを受賞のニュースで知りました。
午後から職員研修がありました。
この情報化社会で子どもたち(大人も、もちろん自分もですけど・・・)がネットの情報をすべて正しいことだと信じてしまうことがあるとなどについて考えました。
受け取った情報が『デマ』とわかるまで、それはその人にとって『本当のこと』なのです。
情報量不足で、誰かを傷つけてしまうのはすごくさみしいこと・・・。
水俣病のこと、ハンセン病のことについて、南小国町は5年生でプラスの出会いの機会を全員にいただいています。
ありがとうございます。