学校生活

「ん」


 やか「ん」を持った人

 

413日 授業参観 5.6年生は「道徳」です。

 道徳副読本「つなぐ~熊本の明日~」から「やかんを持った人」です。

 地震の時に、自分の家もたいへんだった中で、避難場所でボランティア活動をした方の体験が。

その時の状況を新聞記事などでふりかえり、そのもの凄い状況下で、どうしてこんなふうに行動できたのか・・・考えて発表します。

「何か役に立ちたい!」「みんなで力をあわせたい。」

「自分にできることを!」と。


被害が少ない方だった中原の自分たちは、何もできなかった、しなかったような気持になりかけた時に、先生が見せた写真は2年前の運動会の自分たちでした。


全校ダンスで、「自分たちにできること」として「元気を伝えるメッセージ」を発信したのを思い出しました。


何か・・・考える隙間がひろがります。

 そこへたどりつくための手がかり。

 
 今日のゲストティーチャ―は教頭先生。

前任校での避難所でのことや子どもたちの事を話してくださいました。

 

熊本地震で息子さんが犠牲となった大和さんのお母さんは、息子さんのことを思い出すとつらくなるので、生前の写真など隠していたそうです。

そんな中で少しだけ前向きになれたのは、息子さんが小学校での授業の題材になり、そのことから家族、友人、命の大切さを学んだ児童らの感想文を届けてもらったときだそうでした。

 「息子を通じて小学生らが何かを学んでくれたら、この2年は無駄な時間じゃなかったのかなって思える」と。