学校生活

Mom(お母さん)

 529日(火)午後、きよらホールで、小国郷人権教育研究協議会学習会がありました。「同和」教育、人権教育へと向かわせてくれた人々との出会いのお話をしてくださった先生(講師)は、18年間 元宮原小学校(小国小学校)に勤務されていた方でした。

(当時、中原小学校にも、ギター片手に講演においでくださったこともありました。)

 

この春学校現場を退職された講師が、初任の学校に行くときお母さんは、息子(講師)の事を大事に思ってこその情報やアドバイスをあげました。

息子はお母さんが差別をしていることが許せず、たくさん言い合いをしたのだそうでした。

お母さんがまわりから言い聞かされただけのことが、大好きなお母さんをそうさせていたことを、出会った子どもたち、水俣の杉本栄子さん、たまたま読んだお手紙(実はお母さんが若いころ、当時の厳しい時代に、分けへだてせず受け入れていたやさし姿を知る)などから、母にそう言わせていたもの、人と人を遠ざけていたものが見え、もっとたくさん話しておけばよかった・・・「みなさん、自分の家族とたくさんお話をしておいてください。」と目をまっ赤にしがらに話してくれました。

 

『本当の事を知る』ということは、とても大切なことです。

本当のことを知れば、興味本位、あるいは自分本位で物事を人に伝えることはないでしょう。

『知ること』を人任せにして、自分で知ろう、気付こう としていないと、ひどい言葉をかけたり態度をとったりするようになるのです。

『正しいことを伝える』それは誰にでもできる取組なのです。

(生前の杉本栄子さんのメッセージ)

 

5年生が、日曜日から集団宿泊学習に行きます。