さよなら ありがとう その2
卒業前に、6年生に担任以外の先生が授業 の続きです。
『30分クッキング!』
昨年一緒にバケツでお米を育てた先生が授業をしました。
昨年の保存していたお米を6年生がコツコツ精米し、炊飯をする授業でした。
この日の朝ミーティングのお題「今日楽しみなこと」で6年生は「先生とごはんを炊くことです。」と発表していました。
校長先生の授業は『算数』でした。
3つの四角形がくっついています。その合計の面積を求める問題でした。
毎朝登校して職員室へあいさつをするたびに、こまめに声をかけて世間話をしたり、毎日全教室を回って授業中の子どもの様子を見たりしている校長先生です。
子どもたちは自分の考え方を口に出していくたびに、校長先生はクスクス・・・
そしてケラケラ
それからガハハハ・・・・
(だって計算をして一辺の長さを出すところを、指の関節の長さではかるんですもん・・・!!そしてそれを関節技!と。
え?ほんと?と隣の子もやってみるんですぅ。)
本当はこの問題を解いてからの次のプリントも準備されていましたが、時間が来たので この問題の解説をしました。
子「へ~。中学校はこんなむずかしいことをするんですか?」
校長先生「これは小学校の勉強ばい!」
6年生が授業者をニッコニコにして終わりました。
(校長先生は予行練習の時「卒業式のとき泣きそうだ・・・」と、涙をがまんする練習をされていました。)
『国語』の授業をしたのは、3年生の時の担任の先生でした。
まずは漢字の読み方クイズ
続いての問題は
Q「笑う」「粧う」「眠る」「滴る」これに漢字一文字をつけると季語になるよ。なんだと思う?
元担任と子どもたちの波長はピッタリ!
発問にひとりひとりがつぶやくところ、相談するところ、自然に意見をまとめます。
『言葉』を知るのが大好きな先生の解答は解説がいっぱいくっついています。
(まるでプレ〇トを観ているような時間です。出張講座とかされると引く手あまたでは?)
次にたくさんの季語が黒板に貼られ、それを春夏秋冬に分けるのです。
また相談がはじまりました。
子「ラグビーは?」
子「ワールドカップが秋に開催だけん秋ばい。」
さすがの発想に感心したり 笑いをこらえたり・・・
それから次はオノマトペを使って・・・
普段の授業や一日の過ごし方も「この時間を無駄にしたらもったいない!」と時間を大事に使われる先生と、『季節のうつろい』や『美しい言葉』にココロを澄ましていました。