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22日(月)5時間目
5・6年生にゲストティチャーが紹介してくれた今日の活動はゲームです。
「人生ゲームやったことある?少し似ているけど・・・人生のゴールと世界のゴール 2度おいしいを味わえるの。」と始まりました。
首相になって、与えられたお金を使ってプロジェクト活動を行い、設定時間の終わりまでにゴールするというものです。
飲み込みのよい子どもたちは、SDGsの配られたカードを自分のもとに広げ、与えられた目標にまっしぐらの前半でした。
それぞれに与えられた目標は・・・
お金が一番大事な人
時間がたっぷりあるのが幸せな人
貧困をなくしたい人
環境を守りたい人
プロジェクト(例:交通インフラの整備)を実行すると、並行してカードに書かれた世界の状況メーターが変化するのです。
経済 環境 社会 はじめは5ポイントずつありました。
どのプロジェクトを選ぶかで、世界の状況が変わるのです。
自分の目標だけ達成しようとすると、自己実現はするけど世界の状況が危うくなってきていることに気付く子もではじめました。
自分のカードばかりを見ていましたが、後半は周りの子のカードをのぞいたり、動かしたいカード(プロジェクト)を持っている人にねえ!と話をもちかけて。
危うくなってきた世界の状況メーターを見て、バランスをとろうと動こうとする子もでてきていました。
ゲストティーチャーはゲームをする子どもの行動を見ながら、一人一ひとり子の性格や、この学級の様子をつかまれていました。なぜなら・・・
これはゲームだけど、「これから先ってこんな力が必要なんだよね・・・。」というのががいっぱい詰まっていました。
子どもだけど、「そうそう、そこ考えきれなくちゃ!なのよね・・・。」と、おとなになるまでに見えるようになってほしいことを経験する場がありました。
教室でのゲームだけど日本、いやいや世界のことを思い浮かべないといけないことがありました。
これから先の、『新しい経験』に対する考え方がつまっていたゲームを終え、「どうだった?」とたずねられると、
「相手のことを考える」と、交渉の時のことのふりかえりが一番に出ました。
(自分とちがう価値の人に話をもちかけたりがありましたからね。)
そして、そのあとにゲストティーチャーは、職員のICT研修の講師になりました。
学校現場は、日々のこと、目の前のことに追われがちですが、教育改革のこと(新しい学習指導要領とOECDのとらえる教育の課題)や、教員採用試験以来ご無沙汰していた、心理学者や発達段階のこととICT活用のつながりから、『子どもたちにどんなことを学んでほしいのですか』と『考える』ことを与えてくれました。
タブレットを使ってこんなこともできますよ!と具体的に紹介してもらい、早速2日後の体育で鉄棒をしているところを撮影し、それは初めてその子が逆上がりをできた時でした。
「見て見て!!」と廊下で見せてくれました。