春。その① 卒業
修了式の朝も、いつものように書いて持ってきていた2年生の 俳句タイトル付き日記で、卒業式の報告をします。
「かなしいな そつぎょうしき 本番だ」
今日そつぎょうしきがありました。六年生は、わたしにとって大切なそんざいです。でもいなくなってしまいました。とてもかなしいです。かなしすぎてなみだがでました。
かなしさで六年生たいじょうのときに えがおがつくれませんでした。
でも、少しは会えると思います。なぜなら○○さんが自てん車で中学校へ行くので、わたしが歩いてくるときに会えると思います。だからです。
かなしくて なみだにたえていられませんでした。
「クスン ハァ あぁ いやだ。そつぎょうしき ないといいのに。」と小さな声でいいました。
一番さいごは「じゃあね。」といいました。
「そつぎょうしき おわかれでたくさん ないたよ」
そつぎょうしきの時 きんちょうしました。
さいしょはれんしゅうしました。つぎに先生がマイクで「つぎは本番だよ。」
といいました。みんなは
「いやぁ、まじか。」といっていました。
本番が来たときに、たくさんおきゃくさんが来ていました。
らいひんの方があいさつをしてくれました。先生が
「たびだちへのメッセージ」と言ったので、六年生はいすをわたしたちの方へむけました。
わたしは大きな声で六年生に向かって言えたと思います。
かえるとき、六年生の「えがおがいっぱい」と思いました。
組織のつながりのことを『チーム』と言いますが、1年間を見通してのいろいろな企画と日常のやさしさや楽しさ、ここぞ!でみせてくれる力で、中原小の人と人、中原小と他の学校、中原小と地域、中原小と歴史をつなぎ、中原小を『チームとしての学校』にしてくれた6人の卒業生でした。
卒業制作ができあがりました。