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心が一つになった日
本校では給食の時に、ある放送が必ず流れます。それは教頭先生による「靴並べチェック」です。教頭先生は毎日子どもたちの靴箱を見回ってくださり、並んでいなかった靴を並び直し、その数を報告してくださいます。夏休み前は、並んでいない靴が20足以上ある日が多くありました。最初の頃は、子どもたちも何となく放送を聞いていたのですが、日を追うごとに並んでいない靴の数が減っていきます。20足だったのが、15足…、10足…、と減っていき、7足となった時には、子どもたちは「やったー。」と喜んでいました。それでも、日によっては10足を越えたり、3足の時には「あと少しー。」と悔しがったりと、毎日の放送に聴き入っています。低学年の子どもも、運動場から戻った時に、しっかりと靴を揃える姿が見られます。自分から進んでクラスの友だちの靴を並べてくれる子どもも増えました。そしてとうとう、「今日は0足でした。」という放送が流れると、「おー。」と、職員室にまで子どもたちの大きな歓声が聞こえてきました。みんなの心が一つに揃ったからだと思います。教頭先生がいつもおっしゃる言葉「一つ一つを丁寧に、自分事として捉える。」を、全校児童で達成することができました。
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運用担当者 主幹教諭 芥川 貴司