バトンがつなぐ心
今日は二十四節気の一つ穀雨(こくう)。日差しが少しずつ力強くなってきてテレビのニュースでは早くも熱中症予防の話題も出始めました。校内ではシャクナゲの薄ピンク色の花が、新緑に映えてとても美しく咲き誇っています。
さて、体育館からは、元気いっぱいの子供たちの声が聞こえてきます。覗いてみると、3・4年生が合同で体育祭を前に、リレーの練習をしていました。
今回の授業では、ただ走るだけでなく、リレーの要である「バトンパス」をいかにスムーズに行うかがテーマです。
授業の冒頭、電子黒板には、「バトンをスムーズにつなぐためにはどうしたらいいのか」という問いかけとともに、20メートルという具体的な数字と、バトンパスの動作を示すイラストが映し出されました。子供たちは、自分たちで最適なタイミングや手の出し方を考えるところからスタートしました。
実技練習が始まると、体育館中を子供たちが駆け回ります。最初はタイミングが合わず立ち止まってしまったり、バトンを落としてしまったりする場面もありました。しかし、子供たちは諦めません。
ペアになって、「いつ、どのタイミングで手を出す?」、「声を掛け合った方がいい?」と、お互いに意見を出し合い、何度も試行錯誤を繰り返していました。
コーンを目印に、走るスピードを合わせながらバトンを渡そうと必死に手を伸ばす姿。その真剣な表情からは、チームのためにという強い思いが伝わってきます。
バトンパスが成功したときの子供たちの笑顔は、シャクナゲの花のように輝いていました。
今回の練習を通じて、子供たちは技術だけでなく、協力することの難しさと、息を合わせて成功させる喜びを学んだことと思います。
陸上競技の世界では日本のお家芸ともいわれるスムーズなバトンパス。その完成形にはまだ遠いかもしれませんが、自分たちで考え、工夫し、高め合おうとするその姿勢は、間違いなく一歩ずつ理想に近づいています。
体育祭本番で、水上学園の3・4年生がどのような「バトン」をつなぎ、どのような「心」を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。
保護者の皆様、地域の皆様、子供たちの成長と挑戦を、温かく見守り、応援していただければ幸いです。