忘れない、あの日からつながる「命」のバトン
カレンダーが3月11日を指すたびに、私たちはあの日、東北の空の下で起きた出来事に思いを馳せます。2011年の東日本大震災から15年という節目を迎えました。
水上学園の校庭には、青空を背に半旗を掲げました。国旗、村旗、そして校旗。少し低い位置で風に揺れるその姿は、震災で亡くなられた多くの方々への深い弔いと、忘れてはならない記憶を私たちに示しています。
本日のお昼の放送では、教頭先生から全校生徒に向けて特別なメッセージが贈られました。
> 「1年生から8年生のみなさんは、まだ生まれていなかった頃の出来事です。でも、これを『昔の大変な事件』として終わらせてはいけません」
放送が流れる間、校内はしんと静まり返りました。子どもたちにとって、15年前は歴史の教科書の一ページのように感じるかもしれません。しかし、教頭先生の言葉にあったように、あの日を経験した方々が私たちに託してくれたのは、単なる悲しみの記憶ではなく、「今を生きる私たちが、どう命を守るか」という力強いメッセージです。
東北から熊本へ、受け継ぐ教訓
ここ熊本に生きる私たちにとっても、地震は決して他人事ではありません。熊本県では、平成28年熊本地震が発生した4月を「防災月間」として定めています。
本校でも、来月には避難訓練や防災教育を重点的に行う予定です。3月に東日本大震災を想い、4月に熊本地震を振り返る。この二ヶ月は、私たちにとって「命」について深く考え、行動に移すための大切な期間となります。
ご家庭で「もしも」を語り合ってください
学校での学びを確かなものにするために、ご家庭でもお子さんと一緒にぜひ以下のことを話し合ってみてください。
- 避難場所の確認: 家族がバラバラの時に地震が起きたら、どこで待ち合わせるか。
- 非常用持ち出し袋: どこに置いてあるか、中身は今の自分に合っているか。
- 連絡手段: 災害用伝言ダイヤル(171)などの使い方を知っているか。
「備えること」は、自分を大切にすること、そして周りの大切な人を守ることにつながります。15年という月日が流れても、あの日の教訓は色褪せることはありません。
水上学園としても、子どもたちが「自分の命は自分で守れる」たくましい大人へと成長できるよう、これからも防災教育に力を注いでまいります。
来月の防災月間に向けて、ご家庭で備蓄品(水や非常食)の点検を一緒にしてみるのはいかがでしょうか?「自分の命を守る準備」を、今日から始めてみましょう。