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わり算の性質

  今日の算数では、6÷2、60÷20、600÷200を提示してみました。すると、「簡単だよ」といいながら子どもたちは答えを出していきました。中には60÷20=30という主張も有り、学習したばかりの筆算をして答えが全て2であることを確認しました。答えが同じになるのは偶然かなあ?それともわけがあるのかなあ?と、水を向けることもなく、「当たり前だよ」という声があがりました。じゃあ、ということで、「なんで商が同じなの?」という課題を出してみたところ、「割られる数の位が上がったときに、割る数も位が上がっているから。位が同じだから。」という意見や、「割られる数と割る数の0が同じだから。0をぬかすと、6÷2と同じ」「0の数が違ったら違う答えになる。例えば600÷20だったら30になる」といった意見が出ました。しかし、聞いている子どもたちは、分かったような、分からないような…。しばらく沈黙が続いた後、「600円を…」という声が聞こえたので、詳しく聞いてみることに。すると、お金で考えると分かりやすいということで、冒頭の写真にあるように、600円を200円ずつ分けたら…という現実の世界のお話にしてくれました。すると、他の子どもたちも意味がよく分かるようになり「絵にも描けるよ」ということで、それぞれ絵に表してもらい、黒板にも描いてもらいました。すると、1円玉か10円玉か100円玉の違いはあっても、個数という見方をすると、すべて6÷2になることが視覚的にも確認できました。