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平行

今日は、平行な直線をどうやってかくか考えてみました。

ある子は、「定規でもかけるよ」と言って、定規の上の部分と下の部分に合わせて線を引きました。もともと定規は4つの角が全て直角なので、平行であることを簡単に確認することができました。でも、この方法では定規の幅にしか平行な直線を引くことができないと指摘する子がでてきました。そこで、縦に基準線を引き、昨日の学習を活かしてその直線に対して垂直な線を引けば、平行な直線が引けると主張する子が出てきました。

教科書にあるように、三角定規を二つ使ってかく方法も基本的には同じ原理であることに子どもたちは気づいたようでした。また、三角定規の使い方によって、幅の広い平行な直線が引きやすいことにも気づいたようでした。

大人にとっては簡単な垂直と平行のかき方ですが、4年生の子どもにとっては結構難しいものです。よく、三角定規2つを使ってかくということだけ知っていて、どう使っていいか分からないという子を見かけます。方法だけを教え込むのではなく、その原理を自らつかみ取っていくという経験をさせたいですね。