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2けたでわるわり算

 

今日はまず、「80円持っています。8円のあめは何個買える?」と尋ねてみました。するとすぐに10個という答えが返ってきました。どうやって考えた?と聞いてみると、今度はばらばらで、最初に「8×10=80と考えた」という答えが返ってきました。それに対して、その10はどこから来たの?という声。すると次に「80÷8=10」という声。ああ、なるほど。そうすると答えが出る式になるねと言ったところ、他の子が「8×▢=80と考えた」と答えました。子どもたちは題意を正確に把握し、「8円のあめを▢個買ったら80円になる」というように再構成して立式しているのですね。ひとつのお話に対して複数の式で説明できることになったので、とても良い意見を言ってくれました。

次に「80円持っています。20円のチョコは何個買える?」と少しお話を変えてみました。前問が結局80÷8で答えを出したせいか、今度はみんな同じ立式で「80÷20」。じゃあ、結局何個まで買えるの?と聞いてみると、「4個」と「40個」という2組に分かれました。今回は、「4個」と主張する子どもたちが説明したいと言うことで、黒板の所に来て2人が説明を始めました。一人は、これまでに学習したわり算の筆算を使って説明しました。これには、「習ってないよー」といった声もありましたが、やり方を説明していたら、みんな納得の様子でした。もう一人は、「80円を20円になるまで分けていったら4つになった」ということを図で説明してくれました。

また、暗算でしたという子もいて、8÷2と同じということに気づいて、練習問題は、みんなその暗算の方法を使って答えを出していました。この考え方は簡単なので、当然かもしれませんね。しかし、なぜ同じになるかについては、あまり深く考えていないようでした。あまりが生じたときにどう反応するのかが楽しみです。