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1月18日(木)  音楽劇「北風に会いに行った少年」

平成28年熊本地震本震の時に本校のピアノは大破しました。
天地が逆さまです。

参照 ピアノの寄贈
   ピアノの話

保護者の協力を得ながら解体しました。子どもたちには見せられない、悲惨な姿です。
そのことを、ボランティアで避難所を手伝われていた、福田様が聞いておられました。福田様は、熊本市内で美容室を経営されています。
その美容室でお得意様の永井様が、「自宅が全壊・・・ピアノが二台あるのに・・」という話をされたのを聞かれ、飯野小へつないでくださいました。
人のつながりを感じる本当にありがたい話です。

永井様には、地震後の5月23日に、来ていただきました。
そのときの「また来ます」との約束を、今回守っていただきました。
ベルギーを舞台に声楽で活躍をされている正木裕子様と一緒にです。


子どもたちは、いつもの集会の時とは違った並び方です。
ピアノを囲むような感じです。


永井恭代様のピアノ伴奏で、正木裕子様が歌と踊りです。
ノルウェーの昔話「北風に会いに行った少年」を楽しいわくわくどきどきの音楽劇にした物です。


一人で、北風、少年、お母さん、宿屋の主人の4役をこなされます。
「本当は、北風のバリトンが欲しいんですが・・・」と、話をされていました。しかし、子どもたちは・・・大人もですが・・・すっかり物語の世界にはまり込んでしまいました。物語の主人公の少年に向かって、声をかけたりつぶやいたり・・・・
「だめだめ!!」「あぁ・・・・・・」
同じパターンが3回続きますので、子どもたちも途中で歌を覚えて、一緒に歌っていました。






素晴らしい演奏と歌。子どもたちの心にも大きく残りました。

正木様は、熊本県内での公演場所を求めていらっしゃいます。
希望される学校等ありましたら、飯野小まで連絡をお願いします。