学校生活

運動会に向けて高学年の決意!~4回シリーズの1回目~

 本日は、残念ながら台風接近による臨時休校でした。また、明日から充実した2学期を過ごしていきたいと思います。学校では、運動会に向けた練習が始まっています。今年も、赤・青・黄色の3つの団に分かれて、高学年リーダーを中心に練習に励んでいます。

 そのような中、学級通信を通して、高学年らしい素敵な姿に触れることができましたので紹介したいと思います。今回は、5年生の通信から抜粋です。

(5年生の学級通信から)

 先日、運動会の係を決めました。その際、応援団を決める時間がありました。応援団になると運動会の本番まで、朝昼夕と練習を行い、自分の自由な時間が少なくなります。さらに、団の中心として指示を出してみんなを引っ張ったり、6年生を支えたりと、大きな責任も伴います。なので、応援団への立候補は、大きな「挑戦」とも言えます。しかし今回、クラスの中の半数以上の子供たちが応援団に立候補してくれました。多くの人が立候補したということは、応援団になれない人が出てくるのが現実です。

 応援団に惜しくもなれず、悔しくて涙を流している子がいました。その子の、運動会に懸ける思いが、言葉が無くても伝わってきました。その子はきっと、別の立場でクラスや団を支えてくれるだろうし、その力があると思います。また、応援団になった人の名前を呼んでいくときに、何も言っていないのに大きな拍手が起きていました。「みんなで頑張っていこう。」という意思表示のように思えました。当たり前のようで、中々できないことだと思います。

 一人一人できることを実践し、みんなで一つのものを作り上げて初めて「集団」になり、個々の成長に繋がって初めて、運動会は意義あるものになるでしょう。運動会に限らず、行事はどうせやるならみんなが成長できる機会にしたいと思っています。5年生全員が、 自分の役割を自覚し、責任を果たしてくれることを願っています。そして何より、運動会に限らず、日々の生活で楽しむ心と笑顔を忘れない、子ども達にとってハッピーな2学期になることを願っています。

 5年生の「心の成長」を感じます。何事にも前向きに、挑戦しようとする姿が頼もしいです。たとえ、自分が応援団員に選ばれなくても、自分の心に折り合いをつけて、また、チームのために自分にできることを考え、行動しようとしています。自分は選ばれなかった状況で、選ばれた友達に拍手でエールを送るなんて、なかなかできないことです。そんな素敵な姿を見せる子供たちを、私は誇りに思います。きっと、今年の運動会も成功することでしょう。運動会を通して子供たちのさらなる成長が楽しみです!頑張れ!5年生!! 校長より