ゲーム依存症
平小城小学校では、月に2回程度全員授業をやっています。
今回は、教頭先生の全校授業の様子です。
あるお母さんの悩み
私の子どもは、小学校5年生の男の子。
ゲームをする時間を平日は1時間、休みの日は2時間と約束をしたのに、全然守らないのよ。2時間たってもゲームをやめないし、5分しかしていないってうそをつくのよ。話し合って決めたルールは、守らないし、うそをつくし、どうしたらいいのかな~!?
教頭先生:この男の子は、どうしてゲームをやめられないと思いますか?
子どもたち:面白いから
家の人がいないから
次々に新しい場面になるから
教頭先生:あなたは何時間するとゲームをやめられますか?
子どもたち:1時間 3時間かな
教頭先生:ゲームを長くしない方法はありますか?
子どもたち:時間が来たらブザーが鳴るようにしています。
お父さんの携帯とつながっていて、時間が来たら、やめるように
なっています。
教頭先生:ゲームをしすぎると、「ゲーム依存症」という病気になり、ひどくなると「学校に行けなくなる」「ゲームしないといらいらしてくる」「ゲームを取り上げると暴力を振るうようになる」ことがあります。
あなたは、病気になるまで、ゲームをしますか、ユーチューブを見ますか。
冒頭に出てくるお母さんは、平小城小学校の先生です。この先生、あまりにひどかったから、「お母さん業をやめる!!」と、本気の取組みをしたら、約束を守るようになったそうです。
ゲーム、ユーチューブ、テレビが悪いのではない。ゲームをすること、ユーチューブやテレビを見ることが悪いのでもない。やり続け、見続けてしまう行為が悪いのです。1日は24時間しかありません。24時間をデザインすること、自分をコントロールすることが大切です。自分をコントロールすることは、大人でさえ難しいことです。子どもならなおさらです。様々な工夫をしてゲームのしすぎを阻止しましょう。スマホを含むSNSの問題は、大人の問題です。
山鹿市立平小城小学校
管理責任者 校長 河田 輝彦
運用担当者 教諭 前川 久美子