日誌

笑う かけがえのない命

11月9日に、6年生の道徳の授業研究会を行いました。
教材名は「お母さんへの手紙」。
重い心臓病で亡くなった少女が、手術の前にお母さんへ書き残した手紙です。

子どもたちは、この学習の前に「命はどんなものか」「命を大切にするとはどんなことか」について考えています。
そのうえで、この手紙を読んで更に深く考えたのです。
少女のお母さんへの気持ち、また、お母さんの少女への気持ち。
命がなくなるかもしれないという状況の中で、命の尊さを強く感じていきます。

授業の後半には、命の尊さについて強く感じた経験を振り返りました。
すると、
「ひどい怪我をして、家族みんなが治るように応援してくれた」
「自分が生まれる2か月前に陣痛がきたけどお母さんが頑張った。生まれるまでみんなが大切にしてくれた」
「小さい頃にお菓子のビニール袋を飲み込んで大変だった」
など、子どもたちが話してくれました。
子どもたちの記憶にはないことが多く、おうちの方が思い出話として語っていらっしゃることがわかります。
何気ない会話の中にも「生きているからこそ」という思いが込められているのではないでしょうか。

温かい授業でした。