日誌

バス 5年生集団宿泊学習!9

宿泊学習最後の活動で「ほっとはうす」に着きました。

「ほっとはうす」は、1998年、胎児性・小児性水俣病患者さんがスタートさせた、障がいのある人が働き・集い・交流する場です。

今日は、元施設長の加藤タケ子さんの進行で、胎児性水俣病患者の3名の方がそれぞれの生い立ちや思いを話してくださいました。

十数年前、白水小の5年生と交流したときは、歩けたり車椅子を自分で操作できていたりした方も症状が進行しているそうです。

一言一言、声にするのも大変な様子です。

ゆっくり、懸命に話してくださることが子どもたちに伝わり、聞き取りにくい声を心で受け止めて話を聞く5年生の姿にみなさんとても感心されていました。

子どもたちからは、

「子どもの頃に一番楽しかったことは?」

「今まで一番大変だったことは?」

という質問が出ていました。

今回のほっとはうすでの交流は、水俣病から宝物を伝えるプログラムです。

この患者さんたちとの出逢いを通して心で感じたことを、これからの自分の生活とつなげていける白水っ子になってほしいと思います。

水俣病は今年で公式確認63年です。

しかし、どの場所で話しを聞いても「水俣病は終わっていません」という声を聞きます。

自分たちのこととして、これからも考えることができますように。

 

この3日間で得た、たくさんの「宝物」を持って元気に帰ってきました。

送り出してくれたおうちの方に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるはずです(^^)

「ただいま!」