日誌

花丸 ものを大切にする心

今日は5年生の道徳の研究授業を行いました。
教材名は「流行おくれ」。

主人公のまゆみは、社会科見学に着ていくジャケットを買って欲しいと母親に頼みますが、たくさん洋服を持っていることや、あまり大切にしていないのではないかという理由で断られます。自分だけが流行おくれになると怒ったまゆみですが、本を買いたいのに我慢して友達から借りたという弟の言葉を聞き、心が動きます。

この話は、自分たちも少なからず経験したことがあるもので、子どもたちは主人公に共感していました。
二人組で、母親とまゆみの会話を役割演技した際には、母親役の
「よそはよそ、うちはうち!」
という言葉も聞かれました(^^)
実体験として言われたことがあるのでしょうね(^_-)

授業を通して、子どもたちが積極的に発言をしていたことに感心しました。
自分の考えを言えるのは、周りのみんなが聞いてくれるからです。
よく考え、よく発表した、温かい雰囲気の授業でした。

最後に担任自身の大切な宝物の話がありました。
それが、今日着ていたワンピースです。
実は、ん十年前の学生だった頃に、今は亡きお父さんが買ってくれたものだそうです。
その時は、本当に嬉しかった。
その嬉しかった思いを忘れずに、今も大事に大事に着ているのだそうです。

すごくいい話で、大人の方が感動しますよね。
中には、ん十年前の服をまだ着られる体型であることに感動している職員もいましたが…(^^;)